「子ども格差」~学校外活動 民間調査
Benesse 教育研究開発センタ-の調査・・・先日の体力格差が経済格差であることを示したものと言える。
<学校外教育活動に関する調査 速報>
子どもの習い事や部活―6 割の母親が「費用の負担重い」
~活動している子の割合・かける費用は世帯年収によって差が出る~
学校外活動費、年収で3倍の格差 塾は4・5倍 共同10/27
同調査では「世帯年収が400 万円未満のグループでは1 ヶ月あたり8,700 円、世帯年収800 万円以上のグ
ループは26,700 円であり、およそ3 倍の開きがある。」となっている。
【学校外活動費、年収で3倍の格差 塾は4・5倍 共同10/27】
塾やスポーツ教室など学校外での子どもの教育活動に親が払う費用は、年収800万円以上の世帯が月平均2万6700円なのに対し、400万円未満の世帯は同8700円にとどまり、約3倍の格差があることがベネッセコーポレーション(岡山市)の調査で分かった。
調査は3月下旬、インターネットで実施。3~17歳の子を持つ母親1万5450人が回答した。
それによると、年収800万円以上と400万円未満で比べた場合、塾や英会話などの教室に払う費用はそれぞれ1万3600円と3千円で差は4・5倍に上った。音楽や絵画などの芸術活動は3600円と1100円で3・3倍。スポーツは4900円と2400円、家庭学習は4600円と2200円で、それぞれ約2倍の差があった。
年収が高いほど子どもが芸術活動やスポーツに参加する傾向もみられた。芸術活動は400万円未満の世帯は24%の子どもしか参加していないが、800万円以上の世帯では41%に上り、スポーツも400万円未満の世帯は47%にとどまったが、800万円以上の世帯では65%に達した。
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