県内・児童虐待 過去最多に /子どもの貧困の克服を
県内で児童相談所によせられた虐待の相談は302件でうち184件が虐待と認定。過去最多となった。
20年度までの相談種類別受付件数の年次推移
20年度の相談種類別件数などのグラフ
184件のうち身体的虐待43.5%、育児放棄33.7%、心理的虐待21.2%。
虐待者は実母51.1%、実父25.6%、実父以外の父親7.6%
相談種別では、養護相談(虐待含む)が29.1%で、全国の22.7をかなり上回っている。
南国市での児童虐待死事件があり、関心が高くなり、体制も強化されたこともあるだろうが・・・ 地元紙の報道は、中央児童相談所の「家庭の経済的困窮に伴うストレスが、虐待につながっている傾向が垣間見える」との指摘を紹介している。
「子どもの最貧国・日本 学力・心身・社会におよぶ諸影響」(著者 山野良一)に、アメリカ児童保護局のソーシャルワーカー・粟津美穂さんの言葉が紹介されている。
「格差が改善せず、弱者を置き去りにすることから、いつの時代も、虐待や暴力は始まる。人々が平等で、社会資源や支援の十分あるところで子どもが虐待されることは稀だ」
(ディープブルー 虐待を受けた子どもたちの成長と困難の記録)
子どもの貧困克服の視点をもった総合対策を。
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