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公共交通の支援こそ 「高速千円」の波紋

 高速道路1000円が実施され、政府はその拡大、民主党は無料化を言っているが、冷静な検証が必要だ。
 バス協会「高速千円」拡大に反対 渋滞激しく利用急減 朝日6/3
 税金投入による高速値下げがバス、鉄道に影響を与えている。不採算の路線、過疎地の路線が切り捨てられるのは必至である。また、旧道路公団の借金を解消するために「増税を」となるのではないか。

 地方では、他に足がないため高齢になっても運転を続ける高齢者ドライバーが問題となっている。交通事故による死者は減少する中、高齢者の自動車運転や自転車の運転による交通事故が急増中だからだ。
 先日の高齢社会白書は、都市部での急速な高齢化を明らかにしている。
 温暖化の問題もある。より環境不可の少ない交通体系へのシフトにこそ税金を使うべきではないか。

 昨秋からの高速値下げに3兆円使われている。
 実は、それによって高速道路建設の借金63兆円(民営化時の債務41・6兆円と今後建設される新規路線に伴う債務22兆円の合計)を45年間かけて税金投入せずに解決するという約束が反故にされたことなる。
盛況「1000円高速」の波紋、国土交通省の早すぎる翻心 東洋経済オンライン
 つまり後から増税となって返ってくるという話だ。

 地方では公共交通の貧弱さとともに、迂回路がないなど必要な生活道の整備がおくれている問題もあるが、そのためにも地方は道理ある主張をすべきだ。
 南国高知道路(立派な4車線道路があるのに、そのうえに高速道路を走らせるという極めて緊急性の低い計画)の凍結解除に血道をあげることをせず、冷静に「高速千円」問題も検証し、「その税金をこう使え」という総合的な提起をすべきだ。

【バス協会「高速千円」拡大に反対 渋滞激しく利用急減 6/3朝日】  全国のバス事業者でつくる日本バス協会(会長・堀内光一郎富士急行社長)が3日、国土交通省が検討している高速道路料金「上限1千円」の割引拡大に反対する方針を決めた。ゴールデンウイークに高速バスが渋滞に巻き込まれて大幅な遅延が相次ぎ、利用客が減少したためだ。  協会は2280事業者が加盟。3日開いた高速バス委員会で決めた。近く、高速道路割引の拡充中止と渋滞緩和策の検討を求める要望書を同省に提出する。協会によると、今年4月24日~5月6日の主要路線の高速バス利用者数は前年比で平均6~7%減少。渋滞では所要時間が2倍以上になる例や到着が10時間遅れた例もある。  協会は「公共交通の機能がマヒし、経営努力の及ばないところで利用者の利便性を損ねている。環境保護にも反する」と訴えている。  割引は3月からETC車を対象に実施し、土日祝日の高速料金を上限千円にしている。政府の景気対策の目玉の一つ。金子国交相は「経済効果が出ている」として、お盆や年末年始の平日への拡大を検討している。(渡辺淳基)

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