“野党偽装”
耐震偽造、食品偽装など・・・社会システムの信頼性にかかわる問題である。
都議選が近いが、民主党が「自公過半数体制打破」「石原知事と自民・公明与党から、いま都民の手に都政を取り戻すことが必要」と訴えている。こんな主張が許されるのか、と思う。
知事がこの4年間提案した議案は1122。
自民、公明は100%賛成、民主党は1115件に賛成し、賛成率は99・4%。
普通これを「与党」という。野党偽装、争点偽装ではないか・・・
5日の都議会では、唯一の被爆国である日本が核兵器廃絶に向け米政府と共同して運動の先頭に立つとともに、都が「非核都市宣言」を行うことをもとめた決議に、自民、公明とともに民主も反対している。
1メートル1億円かかる外環道路の補正予算にも賛成している。新東京銀行の設立でも、豪華海外視察でも、自民、公明と変わりがない。
養護学校の性教育のあり方について、乱暴に教育内容の介入し、司法に断罪された事件の急先鋒だったのも民主党議員である。
それなのに自公と対決してきたかのような主張。
自分たちのやってきたことをきちんと伝え、その上に立ってどうするか、を訴える・・・そのまともさがないと民主主義はなりたたないのではないか。
政策以前の問題として、こんなごまかしを公然と言える体質に、不気味さ、恐ろしさを感じる。
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