核兵器廃止を 九条を持つ国として
オバマ大統領が核廃絶に言及した。その直後の北朝鮮の原爆実験・・こんな逆流を許してはならない。核と人類は共生できない・・・この世界世論の大きさが求められている。核兵器を持つことが大国であろうが、新たな国であろうが許されないという世論をつくる以外にない。
日本の役割は大きい。九条は、国連憲章よりも未来志向の核廃絶の願いをこめたものだ。
国連憲章がきめられた1945年6月、人類は核兵器をしらなかった。日本国憲法はその後制定された。
日本国憲法が公布された46年11月、内閣発行の「新憲法の解説」という冊子は、「戦争の放棄」について語っている。
「一度び戦争が起これば人道は無視され、個人の尊厳と基本的人権は蹂躙され、文明は抹殺されてしまう。原子爆弾の出現は、戦争の可能性を拡大するか、又は逆に戦争の原因を終息せしめるかの重大段階に到達したのであるが、識者は、まず文明が戦争を抹殺しなければ、やがて戦争が文明を抹殺するであろうと真剣に憂えているのである。ここに於て本章の有する重大な積極的意義を知るのである」
九条には、戦力の放棄にまで、平和のルールを前進させたという人類の理性の到達点が示されていると思うる
九条には、核兵器廃絶の願いがつまっている。
この原点にたって、日本の行動すべきとき。核を持つ大国には出来ないイニシアチブをとれる資格がある。平和大国という道もあると思う。
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