求人率 全国が高知並みに
有効求人倍率が全国で0.46。全国が高知並みになってきた。高知は0.4(前月比+0.01)で全国で下から12位と、また順位をあげている。
都道府県・地域別有効求人倍率(季節調整値)(新規学卒者を除きパートタイムを含む)
一年前、有効求人倍率が1を超えていた県の様子では・・・有効求人倍率3分の1近くに減少し、栃木、長野、静岡、三重など高知と同程度に。滋賀は高知よりも低くなっている。
自治体は、企業呼び込みの経済対策でなく、地元の資源に磨きをかけた地道な産業政策がもとめられている。高知は、全国から取り残されたと散々いわれてきたが、苦しんできた分、蓄積もあると見てもいいのでは、と思う。
高知の求人では、産業別の新規求人は、公務その他や農林漁業、卸・小売業、宿泊・飲食サービス、医療福祉分野で増加。情報通信業、運輸・郵便業、金融・保険業、サービス業で減少。
・ ブロック別では四国が0.56で中国、南関東とならんでトップ。香川県が0.74でトップ
・伸びているのは、0.02-0.01と低いが島根、鳥取、高知、宮崎の4県。
おそらく経済対策の臨時交付金、緊急雇用創出事業など、自治体の規模が小さいので、公務の手立ての影響が出ているのではなかろうか。
・高知よりも低いところ ( )は20年4月の数字
北海道0.32(0.43)、青森0.27(0.46)、岩手0.34(0.65)、宮城0.39(0.73)、秋田0.28(0.58)、山形0.35(0.85)、福島0.36(0.75)、滋賀0.37(1.13)、熊本0.36(0.71)、鹿児島0.36(0.58)、沖縄0.32(0.40)
東北での急激な悪化が目に付く。
・08年4月の有効求人倍率が1以上の地域の変化
栃木1.26→0.42、群馬1.64→0.55 東京1.39→0.73、富山1.02→0.46、石川1.27→0.53、福井1.28→0.54、長野1.12→0.41、岐阜1.23→0.50、静岡1.15→0.42、愛知1.80→0.52、三重1.23→0.41、滋賀1.13→0.37、大阪1.01→0.53、岡山1.26→0.59、広島1.15→0.55、山口1.08→0.58、香川1.12→0.74
求人だけでなく、大規模な製造業をあてにして、自治体の財政も、また商業もなりなっていたと思うので、衝撃のほどは、ちょっと高知の感覚では想像できないと感じる。
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