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公立保育士 5割強が非正規  ベネッセ調査

 もっとも急激に発達をする時期に子どもと関わる保育士。その保育の現場で、非正規雇用が蔓延している。これで専門性を蓄積し、質の高い保育を築くことができるのでしょうか。
保育士、半数近く非正規 運営費減で、ベネッセ調査 共同3/11
幼児教育・保育についての基本調査(保育) ベネッセ次世代育成研究所

 先日、東洋経済の「自治体荒廃・非正規公務員の不条理、安月給で昇給・昇進もないが、責任は正規並みも」を紹介したが、その中に、労働組合の調査として、学童保育指導員の92.4%、消費者相談員の93.2%が非正規であることが示されている。
 子どもや市民に直接かかわる現場でもっとも非正規が進んでいる。

保育士は、0~5歳の子どもを2年間ずつ受け持って、一回りするのに12年。一人前になるのに12年間かかるとベテランの保育士さんに教わった。
ベネッセの調査では、幼保、公私とも最大の課題は「保育士等の質の維持、向上、維持」となっている。
公立保育所では、保育士の確保、施設の整備・向上が続いている。私営保育所では、予算の確保、保育内容・方法の充実が来ている。

なぜ、非正規が公務でこんなに増えるか。高知市など多くの自治体で、特に現業職員の退職者が補充されてない。
行革推進法で定員減が義務づけられている上、「三位一体改革」などによる地方財源の切り下げを、非正規への置き換えでしのごうとしているからである。
子どもと、子どもと向かい合う労働者がないがしろにされている。それが「自治体リストラ」「行財政改革」の本質だと思う。

【保育士、半数近く非正規 運営費減で、ベネッセ調査 共同3/11】  通信教育大手ベネッセコーポレーションのシンクタンクであるベネッセ次世代育成研究所が全国の認可保育園を対象に行った調査で、勤務する保育士の半数近くは、パートなど非正規雇用の職員であることが、11日までに分かった。  同研究所は「背景には保育園の運営費縮小のほか、延長保育のニーズの高まりで多様なシフトで対応する必要があることなどが考えられる」と分析している。  昨年9-10月に全国の認可保育園1万2000カ所に調査票を送付。回収率は25・2%で、公営と私営がほぼ半々。  保育士のうち非正規が占める割合は全体では46・8%だったが、私営が39・4%だったのに対し、公営は53・7%に達した。  公営は2004年度から運営費が一般財源化。市町村の財政難から予算を縮小するために、パートや若い保育士を増やすところが多く、公営の非正規増につながっているとみられる。

・認可保育園(2009年2月24日)ゼロ歳児3人に保育師1人などの職員配置や保育室の床面積など国の基準を満たした保育園を、都道府県などが認可する。原則として小学校就学前の子どもが対象。2008年11月時点で全国に約2万3千カ所あり、定員は約212万人。8時間保育で開園時間は11時間。延長しているところもある。保育園に入れずに待機している子どもは、同年4月時点で1万9550人にのぼる。
・保育士(2000年9月15日)「保母」の名称は、昨年四月から男女共通の「保育士」に改められた。男性にも、一九七七年から「保母」の資格取得が認められるようになったが、男性の保育者には公式の資格名が与えられないまま、放置されていた。最新の九八年調査によると、全国の公立、私立の保育所の男性保育者は千八百七十人で、全保育者のわずか○・七%だった。

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Comments

 わたしの市では非正規雇用保育士は年度末には職員の7割になります。年度途中入所児童の加配保育士は臨時職員で対応しています。正規職員の週休2日制が始まった時から、その補充として臨時職員の保母として勤めてから20年、数年前に嘱託職員の保育士制度ができ、今は財政難の補充になっています。臨時嘱託パート職員のほんの1割にも満たない保育士で組合を結成し、正規職員との勤務格差、賃金待遇格差と闘ってきました。
 が、自治体は「財政難」を理由にして、賃金格差は広がるばかりです。だといって私たち保育士がいい加減な保育をしていると、そういっているのは正規職員ではないですか?手取りたった13万円の報酬で多くの非正規職員はマジメに保育しています。もしかすると、正規職員よりも必死に、だって正規職員にクビはないけど、わたしらはいつ雇用がなくなるか、その不安があって、一生懸命働いているんですよ。
 私たちは良い保育をしようと、あらゆる格差と闘っています。だが、正規職員からの「格差はやめよう」という声は小さく、自分たちの立場を守りたいというのが本音かもしれません?良い保育はやはり保育環境の第一である保育士です。円満な職員関係こそ、笑顔で子どもと向き合える第一歩。そこの格差があると
なにもかもうまくいかない、こんな単純なことがわからない行政っておかしくないですか?
 正規職員が憎いのではなく、職員制度がおかしい、その改善を求めています。それが良い保育につながり、子どもにとっての利益につながると思います。

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