日本の教員 学習指導以外で多忙 国際比較調査
フィンランドは学習指導が主だが、日本は文書整理や部活、学校行事の準備に追われている・・・ 小中学校教員の1日の平均勤務時間は、日本が5時間近くも多い。国民教育文化総合研究所の調査より。
日本の教員1日11時間勤務 フィンランドの倍近く 共同3/22
同調査は、イングランド、スコットランド、フィンランド、日本の教員の労働実態を比較したもの。報告書はなかなか膨大です(132頁)。
教職員労働国際比較研究委員会報告書 「授業準備と子どもと向き合う時間こそ」09.2
詳しくはまだ見ていませんが、職場や仕事に対する総合評価で、日本は「繁忙感」「仕事への自信の喪失」がきわだって高い・・・のが目をひきました。
【日本の教員1日11時間勤務 フィンランドの倍近く 共同3/22】 小中学校教員の1日の平均勤務時間(休憩を除く)は11時間6分で、国際学力調査で高い学力を示すフィンランドの6時間16分より5時間近く長いことが22日、国民教育文化総合研究所の調査で分かった。 研究所は「フィンランドは学習指導が主だが、日本は文書整理や部活、学校行事の準備に追われている」とみている。 調査は昨年1-5月に実施、両国の計約1100人の教員が回答した。日本はフィンランドより20分早い午前7時36分に学校に到着。学校を出るのは約4時間遅い午後7時2分だった。 主な業務のうち、両国の差が際立ったのは1カ月当たりの文書作成。日本が22・8回なのに対し、フィンランドが5・7回だった。授業の準備など自宅での1週間の「持ち帰り残業」時間は、両国とも約6時間と同じだった。 一方で連休で取得した夏季休暇は5・7日。63・2日のフィンランドの10分の1以下で、平日の睡眠時間は1時間20分短い6時間23分との結果も出た。 教員の文書作成をめぐっては、文部科学省は年間28件だった公立学校対象の全国調査を、2008年度から21件に削減、現場の負担軽減を図っている。
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