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医療PFIの解除 知事も決断?!

 ようやく知事も事態が分かってきたのではないか。3日の日本共産党と緑心会のつかじ議員の質問に「PFI事業全体のスキームまで踏み込まないと、現実的には経営改善はすすまないのではないか」と述べた。

 また、PFIの効果についても「運営面で想定していた効果がまだ出ておらず、それが現在の危機的な経営状態の原因の1つとなっています」と評価をやっと下した。「最大」でなく「1つ」というのが、いかにも弱々しいが・・・

 医療センターは、資金ショートという事態を迎え、SPC・オリックス側に提案内容の材料費削減の効果が発揮されてないことを踏まえ、6億円の経費削減を要請したが、SPC側は、「不当な企業団の経費削減要求は認められない」と、「パートナー」としてあるまじき回答してきた。
 
 知事は、1月20日に、高知市長とともにオリックス本社への要請。ここでも再度協力を断られうえ、話し合いの中で、オリックス側から「収支全体の見直しが必要だ」との話があり、直後の話で、企業団という別の地方公共団体の頭越しに「その通りだと思った」と発言し、「全体のスキーム見直す」と言っていた。
 
 収支を見直すとなると、人件費に手をつける以外、考えられない。そうなると医師、看護師のモチベーションが下がったり、人材不足を招き、それこそ医療崩壊は必至だ。病院内部からは、「あり得ない」との声が聞こえていた。
 そもそも医療センターの人件費は、政策医療のための人的配置のために、高くなっており、その分は県と高知市が基準内の繰り出しをしている。それを除くと5割を切っており、高くない。

 知事の発言は、2月18日の企業団議会で問題となった。そして、予算に対し、「SPCに変化が見られない場合、PFI事業を継続しない選択を視野に入れた検討が求められる。企業団は不断の決意を」という附帯決議がなされていた。
 企業団側の全面的な反論文書も出されている。
 
 そうした流れの中での冒頭の発言である。

 国の官僚として努力して出世してきた知事である。国や大企業と対決するという姿勢は、そもそも極めて弱い。
 県民の代表として「台風の目」となって毅然として対決する時である。道路特定財源の時のような勢いで、「県民運動」の旗を振ったらどうか。

 「誠実に協議する」という約束になっているから、協議したら良いが、平行線だろう。さっさと見切りをつけて、「契約はまったく果たされてない。違約金は、病院側がもらって当然。オリックス側に違約金を出すなど問題外」と解除して、追い出して・・・ 
 解決金がいくらになるかは、時間がかかっても争ったらよい。
 その間、オリックスがいかにひどい会社で、能力もないかということを天下に宣伝しまくって追いつめたらよい。国会でPFIとはいかにひどいかと問題にし、推進した政治の責任を追及するのも手だろう。オリックスの会長を参考人で招致するとか・・・ 
 医療PFIの問題では、今や議会の足並みがそろっている。地元の自民、民主の国会議員にとりあげてもらってもよいではないか。とも思う。
 
 血税を吸い上げ、仕事もせずに、契約解除で違約金までとろうとするなど「生き血をすすり、死肉を喰らう」と指摘した議員がいたが、その通りである。

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