「必要な事業」だったが「地方債を発行しすぎた」???
昨日、財政運営について「地方債の発行のしすぎが反省点」と述べた市長だが、本日の答弁では、個々の大型プロジェクトについて、延期や縮小など必要ではなかったか、と問うたが、どれも必要な事業だと説明した。
前者は、財政危機があきらかになったここ数年の反省点の言葉
本日の質問では、過去の市制運営が「甘かった」ではなく、「間違っていたのではないか」と問うたのだが・・・
しかし、そこは以前からの主張を繰り返した。
ここ数年の地方債の発行のしすぎも、もとを辿れば、過去の大型事業とリンクしているし、「必要な事業」と判断したから、おこなったはずだ。
本当に「必要な事業」だったのか、個々に事業に見直すべき点はなかったのか、ということが問われないと「地方債の発行のしすぎ」という量的問題の真の点検とならない。
地方債を発行しない手はある。「もっと早く住民負担を押し付けていたらよかった」ということか。これならつじつまが合う。
なぜ「間違っていた」にこだわったか。
昨日、迫議員が過去の過大な投資について「身の丈にあっていたかわかっていなかった」と指摘し、70億円の投資の精査を求めたことに対し、「精査していく作業は必要、指摘はそのとおり」と答弁したが、今後の教訓とするなら、「過去の投資は必要だった」だけでなく、本当に「身の丈」にあったものだったか、そこまで踏み込まないといけないからだ・・・
あらためて今後も心配となった。
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