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ポニョの“舞台”の景観論争と地方分権  

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 11月、景観と住環境を守全国ネットワークの会で、五十嵐敬喜先生が、開発王国の姿を語られていたが、その話の中に、鞆の浦の埋立架橋事業のことが出ていた。
ポニョの“舞台”で景観論争、埋め立て判断に国迷う 読売12/21

 五十嵐先生は、50年後を想像して都市計画はすすめるものと・・・言っていた、ここの市長は「埋め立ての利益が損失を著しく超える」と主張しているようだが、どのくらいのスパンでいっているのであろうか。文化性が問われる。
 交通渋滞緩和というが、今後、確実に交通量は減少する。それより、戦後、700兆円を投資して作ってきた構造物が老朽化し、少子化がすすむなかで、どう維持管理をしていくかが問われている。未来にたいする想像力の欠如のなせるわざか。
 また、五十嵐先生は、地方分権がすすめば、景観は守られるか、ということでこの例を出し、結局、国民がどうなのかが問われていると述べられたが、それを聴いて、こういう非文化的な行動が、霞ヶ関に「地方にまかせられない」という口実にも使われているようだ。

【ポニョの“舞台”で景観論争、埋め立て判断に国迷う 読売12/21】 万葉集に詠まれた景勝地で、アニメ映画「崖の上のポニョ」の舞台としても注目されている広島県福山市・鞆(とも)の浦埋め立て・架橋事業を巡り、埋め立て免許を認可するかどうかの国の判断がなかなか出ない。  通常、県の申請から認可までの期間は2か月程度だが、景観論争の高まりもあって審査は進まず、半年が過ぎ、越年しそうだ。  ◆交通混雑緩和◆  「潮待ちの港」として栄えた鞆の浦は、常夜灯、階段状の船着き場「雁木(がんぎ)」、船番所など近世の港湾遺構を伝え、町並みも江戸時代の雰囲気を残す。一方で、狭い道は車のすれ違いが難しいほどだ。  事業は、港を横切る橋のバイパス効果で交通混雑を緩和し、埋め立て地に観光客用の駐車場を設けようと、県が1983年に策定。港に生活排水を流す「排水権」を持つ一部の住民らが反対したため、2003年に凍結されたものの、翌年、推進を掲げた羽田皓市長が当選し、再び動きだした。  公有水面埋立法では、排水権者全員の同意が埋め立ての前提となるが、「埋め立ての利益が損失を著しく超える」場合も可能。市は全員同意をあきらめて、地元の利益を根拠に手続きを進め、県が今年6月23日、国に認可申請をした。  ◆差し止め求め、住民訴訟も◆  こうした動きに対し、事業に反対する住民らは「歴史的な景観が台無しになる」と訴えて、認可しないよう国に要望。また、免許の事前差し止めを求める住民訴訟も起こしており、同県出身の映画監督の大林宣彦さんらが支援している。住民訴訟の原告団長、大井幹雄さん(68)は「山側にトンネルを掘れば、橋は必要ない。貴重な景観を守るため、国は慎重に判断してもらいたい」と話す。  免許の審査にあたる国土交通省中国地方整備局は、排水権者全員の同意なしで埋め立てが認可された前例がないことから、「事業による利益と損失の比較が難しく、審査に慎重を期している」とし、県に埋め立ての利益について異例の補足質問をしている。  今月初め、同整備局長が事業推進を求める福山市議らに「国には反対派の声が多く届いている」と話したことが伝わり、藤田雄山県知事は「判断材料が偏らないよう、国交相に会って説明したい」と発言。同市の羽田市長も市議会で「認可のハードルが、だんだん高くなっているようだ」と国への不満を隠さない。

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