高知市住環境を守る連絡会 交流と現地視察
今日、高知市住環境を守る連絡会が、今月15、16日に開かれた「景観と住環境を守る全国ネットワーク」の福岡大会の報告を兼ねて、穴吹の地元・高松からの参加者を迎え、交流会、現地視察を実施しました。
(写真は新屋敷。児童公園の真南に建設中のマンション。完成すれはあと二階分高くなる)
(続いて、写真は、一つ橋。ここもあと3階分高くなる。そして完成近い、桜井町。)
交流会では、はた市議が「なぜマンション紛争がたえないのか」という日置弁護士の報告、高知市の景観計画に対するアンケートの内容を報告、私も、五十嵐先生の講演、シンポの内容をペーパーともに報告させていただいた。
そのあと、丸の内、新屋敷、一ツ橋、桜井町の「紛争現場」を視察。軟弱地盤の桜井町では、側溝の底面の傾き、ひびわけなどを見せていただいた。
高松からの参加者から、この5年で10階以上の共同住宅が60棟たったということ、地図で示して説明をうけましたが、高松の場合、中心地に、ある種、政策的に集中させている感じをうけました。高知は、用途地域では、第一種中高層住宅地域となっていても、低層住宅しかない地域に、突如、10数回のマンションが建っているのが特徴です。どの現場も、地域にとって異物というか、壁のような建物が突出しており、問題の大きさを実感。
しかし、全国ネットもそうですが、建築反対でたたかって、結果として立てられた住民の方々が、まちづくりの問
題として、手をつなぎ引き続き運動を続けているのがすごいことだと思う。
国立裁判での「景観利益」の認定、全国の条例策定が力に「景観法」ができたこと。京都市の「新景観計画」の実施・・・すこしずつだけれど、着実に前進しているのは、各地のたたかいの力である。
今、高知市では、行政で「会」のみなさんが月一回くらいでペースで勉強会をしている。まちづくりのルールをどうするか、具体的な条例をどうするかなど・・・。1日に三回目の勉強会が実施される。また、近く、お城の見えるまちづくりに取り組むグループの学習会も開催される。
現地を見ながら、五十嵐先生が、このまま建設自由を許せば、50年後は残骸の山となる、と未来に対する責任を強調されたこと、1つ1つの運動が、都市のあり方、社会のあり方に結びついているということを実感した。
移動途中・・・ 自分は保守という方から、問題に直面して、知り合いの議員さんにとかに頼んだが、どの党が親身になって考えてくれているか、よくわかった。との言葉をいただきました。その声を応え、頑張らねば・・
幸い、今日は穏やかな日和。有意義に時間を過ごしました。
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