私たちの「自己責任」 青年集会・湯浅氏の訴え
http://jp.youtube.com/watch?v=00yiezXbbAE 全国青年大集合の映像の最後に、「もやい」の湯浅誠さんが静かに熱く訴えていた。
難波の火災でなくなった15人の被害者、加害者への思いからはじまり、こんな社会を続けるのか、やめるのかと話は続いた。その中で、喧伝される「自己責任論」に対して、「私たちの自己責任」を展開した。
「貧困は自己責任ではない。じゃぁ私たちに責任はないか。責任はある・・・ 労働基準法を守らせる責任! 生活保護法を守らせる責任! 社会保障を充実させる責任! 労働の崩壊を歯止めさせ責任、憲法を守り守らせる責任!そういう責任こそ負っている」
これは憲法の精神を体現した発言。近代立憲主義は、権力の横暴をしばるものとして憲法をつくった。憲法に、「国民の義務がほとんど書いてない」というのは歴史を知らないものの俗論だ。
湯浅氏の前にでた青年が、とつとつと「私たちにできることをやる。それはつながることだ」と語っていたことが強く印象に残った。
・・・マルクスは「万国の労働者団結せよ」と言ったが・・ その現代訳だ、と思い、聴いた。
ちなみに、この集会では、朝日新聞内の偽装請負を告発する若い女性の発言がある。朝日は、これまでこの手の集会を報道していたが、今回はいっさい無視した。
それがマスコミである。
この青年集会の模様、これに続く、10月19の反貧困ネットの「世直し一揆」集会のことなどを雨宮処凛さんが「マガジン9」に書いている
個室ビデオ店放火事件と「世直しイッキ!大集会」の巻
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