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急展開する土佐の軍事化~イージス艦とクジラ騒動から

クジラと「交信」しようとしたあの「あたご」がなぜ、土佐湾近くにいのか・・・
県民の知らないうちに3カ所も射撃訓練場が土佐沖につくられている・・・
沖ノ島上空をゆっくり自衛隊機が偵察飛行したという・・
 すべては、米軍再編、日米軍事一体化につながる。

宿毛湾非軍事化ネットの 
「なぜイージス艦『あたご』が豊後水道南海域で『謎の潜水艦』を追ったのか」
をぜひ読んでほしい。

岩国、呉、佐世保、横浜・・・ 共同演習するのに一番の地はどこか。宿毛での夜間離発着訓練誘致の動き・・・ 巨大な仕掛けがあるのでは・・・

 報告者の山下氏は、幡多平和ゼミナールや四万十楽舎、幡多アカデミーなど地域づくりなどで活躍している、平和と郷土への深い愛情と行動力、企画力をもつ方です。  

 山下氏は、夜間離発着訓練場を設置するなら、山の位置など地形的に、沖ノ島しかない、と言う。米軍再編との関係でも事態は急展開していると感じる。

【なぜイージス艦『あたご』が豊後水道南海域で『謎の潜水艦』を追ったのか】
 9月15日各紙・テレビで報道された、豊後水道南海域の「国籍不明潜水艦」をイージス艦「あたご」が目撃し、追尾に失敗したことについて----なぜ「あたご」が豊後水道南海域にいるのかということが、どの報道を見ても不明でした。そこで「宿毛湾の非軍事化」を考える立場から、県西部平和委員会メンバーと共にインターネットや高知県立・高知市立図書館での検策や宿毛湾関係者への聞き取りと宿毛湾監視をしたりしました。9月12日から連日、私のいる宿毛市上空で4~5回、昼間と夜間にジェット音が聞こえたこと(数機は目撃)から、「リマ海域」で演習が実施されているのではないかと考え、調査を進めました(米軍岩国基地発表で、海兵第121全天候戦闘攻撃中隊が、部隊交代計画によりカリフォルニア州ミラマー航空基地から岩国に10機到着したことも判明)。8月25日付け「官報」に「9月16日~18日まで豊後水道南方海域(リマ海域周辺)で、自衛艦18隻の射撃訓練が予定され、9月22日~24日にも自衛艦16隻の射撃訓練が予定される」と告示されていました。「あたご」が横須賀から豊後水道に来た意味は、このかってない大規模で(2008年1月からの記録では通常2~6隻、多くて9隻)連続的な射撃訓練が予定されていたからだということが明らかになりました。<新たな救難・射撃訓練海域がいつの間に>インターネットで「リマ海域、射撃訓練」で検索すると豊後水道南海域に高知県の面積の8割にあたる米軍の海上訓練場とL区域と呼ばれる空域訓練場が図示されます。しかし、宿毛湾沖、足摺岬沖、黒潮町沖にも、第31航空隊救難訓練海域ができ、高知湾沖と宿毛湾沖、豊後水道南口の2海域(半径5海里)に巡視船による射撃訓練海域が設定されています。豊後水道南口海域は丁度イージス艦「あたご」がいた海域です。(水路通報・「その他の射撃訓練等海域」)こんな新たな訓練海域が、県民にはまったく知らされずに、重要な漁場に一方的に設定されています。調査中に、沖ノ島姫島近くで、夜灯火して漁をしていた漁船に向かって自衛艦が直進してきて危なく衝突しかけたという漁民の話も伝わってきました。横須賀に比べると宿毛湾の漁業規模、漁船数ははるかに大きいはずです。「リマ海域」の訓練に、米軍は土日を除きいつでも届出なしに使用でき、「リマ海域」内での漁船、客船等の事故は自己責任だと明示しています。自衛隊の場合は官報で告示されているので、図書館で官報を調査すると「告示」のところに(号外にはない)「防衛省告示」があり、「海上における射撃訓練は次のとおり実施する」として、日時、区域、実施艦、その他と記しています。<米イージス艦「ラッセル」宿毛湾入港>2006年5月米イージス艦「ラッセル」は、シンガポールを米原子力空母「リンカーン」と同時期に出航し、「リンカーン」は5月25日に佐世保に、「ラッセル」は5月24日午前8時に宿毛湾に入港し、27日午後3時20分に出航しました。この入港と「リマ海域」との関連を調査しました。5月2日の官報には5月24、25日に自衛艦6隻、5月29、30日に自衛艦2隻がリマ海域で射撃訓練が行なわれると告示されています。「ラッセル」が入港した同日にリマ海域で自衛艦が射撃訓練をしていることになります。米艦船に自衛艦が随行して行動するパターンが多いことから、入港前後に共同訓練をした可能性があります。「ラッセル」は宿毛湾を出航したあと、6月9日~23日に空母「キティーホーク」ら8隻と共にバリアント・シールド演習に参加しています。(「rimpeace」全国寄港調査)<米イージス艦「オカーン」宿毛湾入港>2008年5月21日午前8時に米イージス艦「オカーン」は宿毛湾に入港し、26日午前9時出航しています。この入港日の5月21日から23日まで、「リマ海域」で自衛艦5隻の「対空射撃、水上射撃及び対潜ロケット射撃」が実施されています。オカーンは、佐世保湾に5月12日~17日まで寄港し、18日に出航しており、19、20日とリマ海域で米海軍の訓練をしたあとに宿毛湾に入港したものと考えられます(米イージス艦は徳島にも同じ5月21日に入港)。また、5月26日出航したあとも米海軍の訓練をリマ海域で実施した可能性もあります。5月29日に自衛艦の2隻の水上訓練がリマ海域で実施されているからです。<米原子力空母「ワシントン」横須賀配備>「ワシントン」は2008年9月25日午前、米海軍横須賀基地に配備されました。横須賀は米軍最大の海外軍港であり、イージス艦5隻を含む11隻が佐世保基地の7隻の艦船とともに配備されました。 9月26日14時には「ワシントン」を含む米艦船12隻、自衛艦7隻が横須賀港に接岸しており、文字通り連合艦隊の集結となっています。米空母は、寄港前後に自衛艦と演習を行なうことがあり、2008年9月16日~18日に自衛艦18隻、9月22日~24日の自衛艦16隻が「リマ海域」で行なう射撃訓練は「ワシントン」横須賀湾入港の直前であり関連した訓練と思われます。米軍や自衛艦が「リマ海域」で行なう訓練の一つは潜水艦訓練です。黒潮流軸に潜水艦が潜るとスクリュー音が聞こえにくくなる(流れが速いため)ので、P3Cからソナーを海上投下して音波を調べ、潜水艦のいそうな海域にロケット弾を打ち込んで水中爆発させ、その振動波で潜水艦をゆさぶり、艦内の機器を損傷させることを目的としているようです。その爆発で周辺海域の魚は腹がさかれて海面が真っ白になるほど死体が浮かぶそうです。また、直接海中に爆弾投下されなくてもジェット機やヘリコプターの音や艦船の航行波により、海域は荒れ、特に音に敏感なカツオの群れは拡散するといわれています。<狙われる宿毛湾>米軍と自衛隊は海上防衛では一体となっており、新田原救難隊の救難訓練海域を「リマ海域」と重複させ、宿毛湾、足摺沖、黒潮町沖に一方的に拡大し、米艦船が活用しやすい環境づくりをすすめています。また、6月の県の防災訓練をあえて宿毛湾で行ない、F4爆撃機を低空飛行させるなど防災の名を借りて軍事訓練をしょうとしています。宿毛湾を訪れた佐世保の山下市議は「米イージス艦乗組員に対して県警は武器、麻薬などの所持検査もせず,寄港反対の行進者に防弾チョッキをつけて威圧しており、あまりにも米軍に無防備・無警戒すぎる県や市の姿勢に驚いた」と言われました。また、井原前岩国市長は「米軍や防衛庁は艦載機移転拒否の住民投票結果を圧力で押しつぶし、住民の意見には耳を傾けない。防衛庁予算をあてにすると、麻薬のように止められなくなり、住民自身の地域づくりができにくくなる。豊かな宿毛湾など、いまある地域の財産を活かしてほしい。」と語りました。お二人が共に言われたことは『やがて宿毛湾に米原子力空母が寄港しょうとするでしょう』と言うことでした。               「リマ海域」は漁業不振の大きな一因となっており、油代高騰などで打撃を受けている実態から「リマ補償」よりも「リマ海域返還」に向けて和歌山、愛媛、大分、宮崎、鹿児島の漁協や行政と共同した取り組みが求められます。また、10月6日~24日まで長期間の「リマ海域射撃訓練」が予定されています。宿毛湾、足摺沖、黒潮町沖、高知港沖の漁業関係者の聞き取り調査、監視活動、資料収集に取り組み、調査船の派遣も検討するべきと思います(宿毛湾非軍事化ネット世話人 山下正寿)。

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