NYダウ9500ドル割 歴史的な大転換の時
株価の下げがとまらない。歴史的な大転換の時期にいることは、誰も否定できなくなったのではないか。
箭内 昇氏 日経BIZPLUS
「聞こえてきた世界大不況の足音――サブプライムローン問題の本番はこれから」
経済アナリスト 森永 卓郎氏 日経BP
「今まさに瓦解する市場原理主義」10/6
アシスト社長 ビル・トッテン氏 「米国標準が世界を不幸に」10/3
少し興味深いところを引用すると・・・
アシスト社長 ビル・トッテン氏 「米国標準が世界を不幸に」10/3
「アメリカが、日本の企業を自由に買えるようにする。アメリカは神様で、ほかの国の人々は奴隷。日本の総理大臣は、アメリカの属国の総督です。これが、アメリカのいうグローバルスタンダード(世界標準)です。」「サブプライムローン問題を契機にした金融不安や原油高騰の影響をみると、1930年代の世界恐慌の時よりもひどい不況になる危険があります。アメリカンスタンダードは、世界や日本を不幸にします。アメリカいいなりでは、だめです。」
経済アナリスト 森永 卓郎氏 「今まさに瓦解する市場原理主義」10/6
「金融工学の粋を集めたといえば聞こえがいいが、要は、さまざまな訳の分からないテクニックを弄して証券化していたわけだから、実質的な資産は何もない可能性さえある。」「わたしはいま、「まじめに働こうキャンペーン」を一人で始めたところである。人間というものは、汗水たらしてモノやサービスを作りだすことに価値を見いだすべきではないだろうか。少なくとも、金を右から左に動かすことだけで、人の作りあげた付加価値を奪ってはいけないと思うのだ」
箭内 昇氏 日経BIZPLUS
「聞こえてきた世界大不況の足音――サブプライムローン問題の本番はこれから」
「ローレンス・サマーズ元財務長官が指摘するように、『アメリカ国民が身の丈に合った生活』に回帰するしかないだろう。国民は借金依存の消費を抑制し、政府は膨張する軍事費を削減し、FRBは拝金主義的な金融風土を改革することが必要だ。長い間『キリギリスの人生』を享受し、世界の番人を自認してきた誇り高いアメリカ人にも、しばらく『アリの人生』を忍耐してもらうしかない。」「『アメリカが世界の中心』という観念を捨てなければならないのだろうか。
われわれは今、世界の大きな転換期の中にいることを実感する。」
マルクスの「資本論」がいよいよ力を発揮する時代に突入したということだろう。
第三部、信用論のところでは・・・
「資本主義的生産の真の制限は、資本そのものである。というのは、資本とその自己増殖が、生産の出発点および終結点として、生産の動機および目的として、現われる、ということ」
「生産は資本のためであってその逆ではない」
「生産者大衆の収奪と貧困化とにもとづく資本価値の維持と増殖が、その内部でのみ運動することができる諸制度――このような諸制限は、資本が自分の目的を達成するために使用せざるを得ない生産諸方式と、たえず衝突することになる」
「資本主義的生産様式が、物質的生産力を発展させ、かつこの生産力に照応する世界市場をつくり出すための歴史的な手段であるとすれば、この資本主義的生産様式は同時に、この生産様式のこのような歴史的任務と、それに照応する社会的生産諸関係とのあいだの恒常的な矛盾なのである」
と。また・・・信用によって、資本家は、自己の所有する資本額の限界をこえ、生産の拡大と蓄積を可能にするが、「信用制度が、過度投機の主要な梃子(てこ)として現れる。信用制度は、一方では・・・他人の労働の搾取による至富(ちふ)を、もっとも純粋かつ巨大な賭博とペテンの制度にまで発展させる」
いままさに、一方に膨大な貧困層、他方に巨額な金融資産(過剰な貨幣資本)の累積という矛盾―が限界にきて、膨張した信用の連鎖がはじけたのだ。
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■現在の金融危機は2003年当時からすでに予測されていた!!―真の原因は誤った個人主義であり、いまこそ社会変革が必要だ!
こんにちは。今日の金融危機は、2003年あたりからすでに予測されていました。私のブログでは2003年のNHKスペシャル「個人破産―アメリカ経済がおかしい―」の動画を掲載しました。この動画をご覧になると、今日の金融危機すでに十分懸念されていたことが分かります。今日、その懸念はアメリカ金融機関の崩壊という形で現実のものとなりました。この動画では、消費者に無理に消費を強いることにより今日の事態を招いたことがはっきりと示されています。現在、ITバブル崩壊、株価低迷、消費者の旺盛な消費もなくなり、次の時代に何をすれば良いかが見えない時代になっています。しかし、私は、今こそ真剣に社会変革に取り組む時期に来ていると思います。あの経営学の大家であるドラッカー氏も晩年の著書「ネクストソサエティー」の中でここ、40年~50年は経済の時代だったが、これからは、社会に着目すべき時代になると述べています。私は、社会変革をすることがアメリカの実体経済をも良くする唯一の道だと思っています。詳細は是非私のブログをご覧になってください。
Posted by: yutakarlson | October 10, 2008 10:09 AM