若者はふらふらしてフリーターしてるだけ 自民・鴻池氏
「○○のそこまで言って委員会」に出席したときの「非常に落胆」した話を「マガジン9」に書いてある。
「政治家の言動を徹底監視することを誓う。の巻」 雨宮処凛さん
テーマを若者雇用を軸にしたものらしいが・・・ そこで自民党の鴻池祥肇氏の発言を紹介している。
「こちらがいくら『生存が脅かされている』系のことを話しても通じない。」「氏は、それでもこの問題を『ふらふらしてフリーターやってるだけ』『兄ちゃん姉ちゃんがぐちぐち言ってるだけ』『甘えている』などと、まったく政治と切り離して若者バッシング。」
参議院予算委員長、いや国会議員の資格なし。
太田大臣の「失言」もが、こちらの方がはるかに酷い・・・ ともに「上から国民を見下している」のは共通している。
そのあと、 雨宮氏は「そうして『愛国教育』系のことを言う鴻池氏。愛国心を持って、『正しい』歴史認識を持てば、『ふらふらしたフリーター』にならないというのだろうか?
90年代から続いてきた若年層を見捨てるような雇用政策は、まったくの無関係だというのだろうか?正社員を非正社員に置き換え、多くの非正規雇用者を使い捨てにすることによって暴利を貪ることを容認してきたのは、一体どこの誰なのか?どこの政党なのか?」と指摘している。
そう一貫して問題点を指摘したたかってきた政党は1つしかない。企業献金を受け取ってない政党だ。
それにしても、鴻池氏の発言には、市場原理主義により個人と社会をバラバラにしながら、一方で、社会統合、秩序維持のためにナショナリズムを使うという 思惑が正直に出ている。
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経団連が、10年以上前に雇用における提言で
会社の中枢を担う正社員と
その他の派遣、パート労働者でまかなうと
言っているんですよ。それを見ても
フリーターの増加は明らかに
経団連と政治の意向によってもたらされた
のに、まるで若者がフリーターになるのは
自己責任で怠けているからだと言わんばかりの
暴論を振りかざす連中がのさばっている。
まさに責任転嫁としかいいようがない。
それでいて車買わないやら消費が落ち込むやら
ぐだぐだと若者に文句言ってるんだから
もう日本の政治、社会は病的にどうしようもない
ほどの状態だと考えます。政治家がそんなことも
いうのはもってのほかだし、もっと最悪なのは
そういった根拠のない自己責任論に
乗せられた頭の悪い一部の能なし社会人も悪いといえますが・・「社会に出てる」いい大人がそんなことにも気づかないとは情けないですね・・・
まあ、せいぜい「俺は正社員になれた。お前ら
努力不足、怠け者、根性が足りないからそうなる。」みたいに思ってるのでしょうが・・・
Posted by: よう | September 09, 2008 11:12 AM