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貧困と労働シンポ~貧困は人権問題

 30日、高知弁護士会などの主催で「貧困と労働」シンポが開催され、135人が参加した。
「貧困は人権問題」として法曹界が本格的に乗り出したのは力強い。首都圏青年青年ユニオンの河添誠氏は、若者を食いものにし、利益をあげる企業の実態、「モノ扱いではなく、燃料のように、後に何もなくなっていまう働かされ方」と表現した。そしてヨコに下へと広がる組合の取り組み、バラバラにされた若者の連帯の強化などを訴えた。
・河添氏の講演 「kawazoe.MP3」をダウンロード
 民青同盟の浜川百合子さんが、高知の青年の雇用の実態を聞き取り調査をもとに報告。
・浜川さんの報告 「hamakawa.MP3」をダウンロード
 谷脇弁護士、労福協の岡林氏を含めたパネルディスカッションなど・・・労働問題、貧困問題に取り組む各種団体がネットワークを広げていく上で重要な会となったと思う。
「シンポジウム:人間の誇り失う、ワーキングプア 高知で派遣労働者の実態報告」毎


 

【シンポジウム:人間の誇り失う、ワーキングプア 高知で派遣労働者の実態報告 /高知】  ◇「貧困は人権の問題」 労働基準法の順守など訴え  働いても十分な賃金を得られない「ワーキングプア」が増加している現状を考えるシンポジウム「労働と貧困-拡大するワーキングプア」(高知弁護士会など主催)が30日、高知市内のホテルであり、約140人が労働の実態や改善策について考えを深めた。  シンポは、10月に富山市で日弁連が主催する「第51回人権擁護大会シンポジウム」の前企画として開かれた。  国税庁の調査によると、06年の年間給与所得が200万円以下の民間企業社員は全体の2割を占める約1022万人で、4年前より169万人増加した。賃金の低さに加え、正規・非正規労働者とも、残業代の不払いや長時間労働などの問題が深刻化している。  シンポでは、一人でも加入できる労働組合「首都圏青年ユニオン」(東京都)の河添誠書記長が講演。派遣労働者の30代女性が、住む場所もなくネットカフェなどを転々としている実態を紹介した上で、「ワーキングプアは単に賃金が低いだけではない。貧困の問題は人権の問題であって、人間としての誇りが失われている」と話し、労働基準法の順守や労働者のネットワークの大切さを訴えた。  その後、日本民主青年同盟県委員会が県内10~30代の労働者312人に実施した調査結果が報告された。年収200万円以下の人が非正規雇用で74%、正規雇用でも24%に上り、浜川百合子県委員長は「賃金格差というより、全体での貧困が広がっている。若者だけでなく、社会全体で解決しなければならない」と話した。  毎日新聞 2008年8月31日 地方版


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