輸入米に対し強く言えるのは・・・自民党国会議員
23日、青森市であった農業危機突破決起集会での模様・・・
「自由化をもとめるWTOの交渉が決まったら日本の農業は破滅する。どう交渉にのぞむのか」「減反しながら輸入米を入れた。耕作放棄地が増えたのは米価が安いからだ。誰の責任か!」と厳しく迫る会場からの発言に対し、民主党議員が「おっしゃる通り。自由化で日本の農業がだめになった」とWTOに関連して自民党を批判。
自民党の江渡衆院議員は「ミニマムアクセス米の導入は、細川内閣だった」と民主を批判。「唯一強いことを言えるのは、共産党ぐらいしかない」と応酬したとのこと(下記に高橋ちづ子通信)
「農家の経営安定策を」青森でJA総決起集会 デーリー東北(2008/08/24)
・WTO合意をうけいれコメ輸入自由化に道をひらいたのは細川内閣
社会、新生、公明、日本新党、民主、さきがけなど
・コメ輸入自由化を盛り込んだ協定・関連法案を国会に提出したのは村山内閣
自民、社会、さきがけ
高知の大会では、公明・石田農水副大臣「食は命。質の安全と量の確保、担い手の安心がなければ日本国の安全保障は保たれない」、自民党、山本衆院議員「食とエネルギーを過度に海外に依存すると国が滅びる。自給率100%をめざせ」(高知民報8/31より)・・・
ひどいものだ・・・・ こういうのを「厚顔無恥」と言うのだろう。青森の自民党はまだまし?と思えてくる。
【高橋ちづ子通信 8/26 「自民対民主と名誉ある野党」】 23日、青森市の県農業会館で、JA主催による農業危機突破大会が開催され、500名が参加しました。私は冒頭、「全国で今日のような集会が開催され、この運動が現実の政治を動かしています」と訴え、原油高騰には投機マネーに規制を。当面は値上がり分に直接補てんが必要。そして、農業再生プランで対話と共同を進めてきたことを紹介しながら、「党派を超えて危機突破しましょう」と訴えました。 会場からは、「WTO協定について与党の考えを聞きたい。減反しながら輸入米を入れた。耕作放棄地が増えたのは米価が安いからだ。誰の責任か!」と厳しく迫る発言がありました。先に退席する民主党の議員が「おっしゃる通り。自由化で日本の農業がだめになった」と延々発言したため、今度は自民党の議員が「WTO,米輸入自由化の時の内閣は誰ですか。反対したと胸をはれるのは、共産党だけじゃないですか」と応酬したのでびっくり! 財源論をめぐり、自民と民主の批判合戦に司会者が「それは永田町でやって」と制止。でも、一番情けなかったのは民主党の新人議員です。「まだ野党なので、今要望を受けたことを実現できない。だから、それまでは自民党議員に頑張ってもらいましょう」と!?
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