地雷原を畑に 日本の一地方企業の平和貢献

「2001年を境に、ニカラグアの地雷の数が急減した。2台の地雷除去機が導入され、地雷の処理作業が急速に進んだからだ。現在までにニカラグアの9割超の地雷が除去されている。ある地域では、跡地でオレンジの栽培を開始。今では年間60万ケースを出荷し、150万ドルを輸出で稼ぎ出す一大生産地に再生している。」
何年か前、テレビで開発などの取り組みが紹介されたように記憶しているが、それが大きな平和貢献として実を結んでいる。
日本の従業員70名の会社の開発した地雷処理機の力である。あらためて日本の生産力をささえる中小企業の技術力、開発力そして心意気に敬服する。
「地雷原を肥沃な畑に――死も覚悟する男の夢 」東洋経済オンライン
「地雷廃絶への挑戦 大地に実りを、子供たちに笑顔を」日立シアター
世界で埋設されている地雷は一億個以上といわれ、紛争後の復旧を著しく困難にしている。
カンボジアで地雷の被害受けた老婆から「この国から地雷をなくしてください。私たちの国を助けてください」と言う訴えを聞いて、ゼロから開発に取り組んだとのこと。・・・投じた10億円の投資回収にはいまだ至っていないとのこと。
開発した雨宮氏は、東洋経済のインタビューの中で、「開発するまでは採算度外視でやってきたが、これからは利益を上げていく必要がある。それを再投資に回して事業を継続していくことによって、初めて企業の社会的責任が成り立つ」と応えているが、利権まみれのODA、軍事費に巨額の税金を使うなら、国が世界的普及に手助けをしたらどうか。
平和な国土を取り戻してくれたという民衆レベル信頼は、なによりも日本の安全保障の基盤となると思う
9条を持ち、ものづくりを支えとする国としてあり方をしめしていると思う。
« 旧日本軍と阿片、炭鉱動員計画 | Main | 高知市 下水道料20.5%値上げ案について »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 地方議員学習交流会2025年11月(2025.11.17)
- 核戦争 危機の瞬間 「幸運」はいつまで続くか?(2025.11.06)
- 「搾取をなくす」とは何か その理解のために(2025.11.04)
- 2025年8月 地方議員学習交流会 資料 (2025.09.08)
- 「参政党」の研究 自民党を「極右」から揺さぶる言動(2025.07.06)
「平和・憲法問題」カテゴリの記事
- 地方議員学習交流会2025年11月(2025.11.17)
- 核戦争 危機の瞬間 「幸運」はいつまで続くか?(2025.11.06)
- 2025年8月 地方議員学習交流会 資料 (2025.09.08)
- 「参政党」の研究 自民党を「極右」から揺さぶる言動(2025.07.06)
- いのちのとりで裁判 原告団・弁護団 「法治国家の基盤揺るがす」 厚労相に対し緊急声明(2025.07.02)


Comments