「心のノート」は不要 自民無駄撲滅PT
自民党の無駄遣い撲滅プロジェクトチーム(PT)が、文部科学省の主要事業を点検し、道徳の副教材「心のノート」の全国配布、全国体力テストを「不要」と判断したとのこと。それ自体はいいことだ。是非廃止を実現してほしい。
「不要」は5事業と判断 自民PTが文科省を点検(共同)
特定の価値観をすりこむ「心のノート」は内容上も、副読本という形で1行政が一律に教育現場に押しつける点でも大きく批判があがってきた。
ここでは映画監督の高畑監督の話を聞こう。「アニメを語る ―『心』『理性』そして第9条」
文部科学省が作成し推進している小中学校の「心のノート」などでも、「心」を操作しようとしています。煽っている面があります。「心のノート」は一見良さそうに見えます。しかし、心はやはり、自分であれ他人であれ、操作するものではなくて、自然と湧き上がってくる、あるいは湧き上がるのを待つものではないでしょうか。
心を軽視するのではありませんが、いまこそ理性が大切と言いたいのです。心というものは理性を働かせていたらひからびてしまうかというと、そんなことは決してないのであって、理性に従っているうちに理性を超えて湧き上がってきてしまうものが心です。
だいいち、いまの「心ブーム」は、みんな自分の心ばかりを問題にしているような気がします。他人への思いやりというのは一種の想像力が必要ですが、想像力というものもまた、理性がなければ働きません。
ただ、学習指導要領ですべての強化で「道徳」の観点を持つことが強調されている。すべての教化が「心のノート」化する危険があることは軽視てきない。
また、廃止するなら全国学力調査がトップだろうと思うが・・教育行政の課題をしらべるために、悉皆調査で毎年実施する必要はない。過度な競争と詰め込みで教育の条理とあいいれない。70億円もかけて。百害あって一利なし。
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