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知事の記者会見 7月論戦を意識?

 7月30日の尾﨑知事の記者会見は、7月県議会での日本共産党と緑心会の論戦――「命が大事というなら、高速道路を半減させて学校耐震化を一気にすすめるぐらいの決意を示せ」「教育改革プランは国の施策をトップダウンで導入したもの。撤回せよ」「県立大学は直営を守れ。短大は存続せよ」などを、たぶんに意識した内容となっている。
 

「尾﨑知事の記者会見(県政記者との懇談会)」より
★全国知事会での発言
「道路に関して本県は『命の道を守れ』ということを盛んに言わせていただいておるわけです。すなわち、ちょっとした災害で通行止めになって集落がまるまる孤立したりとか、救急車が十分にすれ違えないとか、こういうことを改善する効果が道路の整備にはあるんですよと。」と「命の道」を強調。
★政策課題の進め方(教育改革)
「節目節目で考え方を発表するというやり方で進めさせていただいてきたつもりでございます。ですから、いろんな方から、事前にいろんなメールも含めてのご意見をいただいたりもしています。そういうことを踏まえながら立てた計画でありますから、決してトップダウンだというご批判は当たらないと、私は思っています」と「反論」
★県立大改革
「大きな方向感については、理解を賜りつつあるのかなという感じです。しかしながら、まだまだこういう点がどうか、ああいう点がどうかということについて、かなり根本に関わる問題も含めて、疑問が出されたりもしているわけでございまして、会派によりますけれども、出されている所もありますので、こういうことに一つ一つお答えをしていかなければならないと思います。」と「根本に関わる問題」での批判を意識。

 この当たりが、本気で「霞ヶ関は国民のためを考えて仕事している」と信じながらも、真面目に話しを聞き、議論し、時にムキになって反論したりと・・・現知事の少し面白いところである。 

 それにしても「知事が来て春がきようだ」「必ず成果があがると信じる」とか、歯の浮くような与党会派の態度・・・堂々と正面から議論することが大事だ。

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