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明後日むいてる 県の教育改革

 県の教育振興計画・・・その中に、教師の多忙化を解消するための具体的目標はない。過労死ラインの残業をなくす。「こどもと向き合う時間」「授業の準備、教化学習の時間」をどれだけ増やすかの目標は一切ない。
 「結果」だけは、いいながら、もっとも肝心な教員が力量を高め、のびひのびと力を発揮できる環境については何もない。期限を切った「学力調査」の平均点を全国並みにするとか、OBが学校に来て「支援」するとか、新たな負担を押しつけるだけのもの。全く本質にせまってない。

 沖縄タイムスの特集の1つの結論は、教師の専門性を高めること。以下、発言を拾ってみた。
 ある校長は「教師を信頼し、権限と責任を持たせて自由に力を発揮させている。それがフィンランドの教育が成功した大きな要因だ」
 国家教育委員会の参事官は「教育内容は教師自身が子どもと向き合ってつくるもの。具体的な教育方法について国が介入することはない。私たちは教員養成の水準に自信を持っており、現場を信頼している」
 フィンランド人と結婚した日本女性「勤勉で質の高い教師が責任を持って教育に携わっている。教育省の予算削減にもかかわらず、現場の努力が好結果を生んでいる」

 こういう方向をとっても、「学力調査」ではかる「学力」の結果はすぐにはでないかもしれない。詰め込みを強化すれば、一定上がるかも・・・それは世間に言い訳がたつ。そのレベルとしか思えない。
「明後日むいてる」方針だ。
  今日の憲法のもとをつくった植木枝盛、近代の夜明けに貢献した坂本龍馬、植物学の父・牧野富太郎氏・・・時代を切り開く自由な発想が、全国学力テスト対策でうまれるのかどうか。
 中山間地の所得補償、森林環境税、1.5車線、協働の森事業・・この間も、発信をし続けてきた。
 小手先でない、根本的な(ラディカル)な問いが必要だと思う。その文化のある高知で、その豊かさを学ぶことが必要だと思う。(だから自由民権記念館の運営を民間委託するというのは、愚の骨頂)
  教育振興計画というなら、。「こどもと向き合う時間」「授業の準備、教化学習の時間」を明確に位置づけるべきだ。
 

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