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穀物、石油メジャーは空前の利益

 投機マネーによる食料と原油の高騰が続いている。飢餓の拡大、暴動、社会的不安など深刻な影響が出ているが、穀物メジャー、石油メジャーは、どのくらい儲けているのか。少し数字を拾ってみた。
 かつて、日本のオイルショックの時、「千載一遇のチャンス」との指令を出して批判をあびた会社があったが、新自由主義のもと、むき出しの利益第一主義の姿が浮き彫りになる。

・ 米国最大の穀物巨大企業・ADM社 1年間で460億ドルから3660億ドルへと利益を7倍化。
 同社の経営責任者らは4月29日の会議で、「農産品市場の脆弱性はかつての歴史に例を見ないほどの機会を提供してくれました」。 
・業界第2位のカーギル社 四半期間に10億300万ドル。昨年同時期89%増
・3位のブンゲ社 2億8900万ドル。 昨年より1964%アップ 
  (4月30日、ウォール・ストリート・ジャーナルを紹介している日刊ベリタより)

 毎日新聞は、食料サミットの記事の中で、米証券大手は「米景気の後退懸念が強まる中で、農業関連企業だけは将来性が高く、株価上昇を見込める」と分析する。と報道していた。

 一方、石油メジャーはどうか。
 03年~07年にかけて石油5大メジャーのエクソン・モービル、ロイヤル・ダッチ・シェル、BP(英国石油)、シェブロン、トタールは、利益を約2倍に伸ばしているのだが、

08年1~3月期決算ではさらに、
エクソン 前年同期比17%増の108億9千万ドル 
       07年度決算は、410億ドルと史上最高の利益。   
シェル  25%増の90億8千万ドル。07年度決算は300億ドルを突破し、史上最高利益
BP   63%増の76億2千万ドル。07年度決算では、製油所の火災、爆発が相次ぎ減益
(投資ジャーナルクリークなどより)。
  
 本日の「赤旗」に、米下院科学技術委員会の調査監視祥委員会議で、5月12日に開催された公聴会で“利潤優先が有害な影響”との証言が相次いだことが報道されている。民間財団の名誉会長のラルフ・ゴメリー氏は、企業には、人々が生産やサービスに従事できるようにする社会的役割があるが、「過去数十年の間に、何よりも利潤を強調する方向に企業が動機付けされるように変わり、有害な影響を及ぼしている。そうの有害に影響がグローバル化でますます進んだ」と警告し、「利益をあげるために賃金と福祉を削る」ことが、富裕層と貧困層との格差がますますひろげている。と指摘したと報道されている

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