県の高知市外し 独自施策を敵視
河川管理は県の責任、一般廃棄物の処理は市町村の責任だか、県は「七河川一斉清掃」の高知市の負担に一切お金を出してない。県の担当部署の言い分がふるっている。「高知がゴミ収集を無料化しているので補助のしようがない。ゴミ袋が有料なら、県がゴミ袋を買って提供できる。他の自治体にはそうする」・・・
高知市の住民との協働によるゴミステーション管理と一体となった家庭ゴミ収集の無料化という自治体の独自施策、裁量権への干渉であり、県民を差別するもので、許せない。県の「清潔で美しい高知県をつくる条例」の第9条は「県は、県が管理する土地及び建物その他の工作物について、美観の保持及び回復に配慮した維持管理を行うものとする。」としており、この条例にも違反している。
「本当は県がやらないといけないのに、申し訳ない。せめて財政負担だけでもさせてほしい」というのが人の道だろうと思う。
この間、県は、高知市が中核市だということで、同じ県民であるにもかかわらず市民を差別することをしてきた。
障害者自立支援法について、高知市が激変緩和の独自減免を実施したら、県はあとから同様の独自減免制度を高知市をはずして作った。
後期高齢者医療制度にともない、65~74歳の障害者が福祉医療からはずれるという問題で、県は、引き続き医療費を助成する制度に改善したが、高知市にだけ、国保の独自減免をしているという理由で、対象外とした。
高知市外しであるだけでなく、自治体の裁量権、自治体の個性への攻撃である。
尾崎知事と岡崎市長は、ともに「県市協調」を言っているので、独自施策をリストラしたい市長を、こういう形で、知事が応援している・・・「できレースか」と感じる。
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