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給食調理の民間委託① 「常識」を疑え

 昨日、高知市の行革委で「学校給食調理の民間委託」の議論がされた。詳しくは後日に譲るか、こういう指摘があるのをご存じでしょうか。松下幸之助の経営哲学の実践的な研究をしている、まあ財界より「PHP研究所」が、以前から民間に委託すれば安くなる「常識」に疑問を呈しているのだ。
 同研究所の「研究員コラム」は「必ずしも民間委託にしなくともコスト削減は可能であり、契約業務や指導監督業務を考えると、むしろ直営の方がより確実に、低コストで執行できるケースが多いと見込まれる。また、全面的に民間委託を行うと、当初は安くとも、時間が経つにしたがって、受託業者が独占状態になったり、カルテルを結んだりして、受託金額をつり上げるケースもあると聞く。公共サービスを『民間委託にすれば安くなる』という『常識』はコスト分析を厳密に行うと、再考を要する課題であることが明らかになってきている。」


 昨日の行革委では「質」の問題をつめてきた結果、高知には対応できる企業はない・・と当局。つまり税金が県外の企業の利益にながれ、そのしたで非常勤で働くワーキングプアをつくることになるだけだ。
 しかも、現場では「偽装請負」にならないため、栄養士は調理師と一体となっての作業はできない。その点を、PT役員に説明した5月21日の資料では「労働局の見解」として、発注書と違えば栄養士が指摘できるようなことが書いてあったが、31日、はた議員とともに労働局で確認にいったら、首をかしげていた。それが、昨日の委員会には、「労働局に確認」として「現場責任者」に指摘ができると文章が、変わっていた。これも問題があるが、委員会で詰めると30日に労働局に確認したという。
 つまり、21日には、保護者に、ウソをついて、かってな説明をしていたわけだ。それだけでも処分ものだと思うが・・・ 
 

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