:県立図書館の行方 検討委員会報告
3月21日に、県と高知市の図書館、統合・合築について、検討委員会の報告がだされている。
内容は、高知市のいうも追手前小跡地に「合築」する構想に、「図書館の機能が違う」「自動的に商店街の活性化にむすびつくみのではない」など、事実上「それはない」と通告したのに等しい報告となっている。
報告書は、まず県立図書館と市民図書館の機能の違いを明確にしている。特に、県立図書館は、県民の生活に役立つ資料・情報の収集と提供を目的とし、県民の調査・研究、産業育成に対応するという質的なサービスに重きをおき、組織として専門職制があると述べている。
私たちは、公文書や博物館がないもとでの歴史・文化財の収集管理は、地域興しの基礎資料となり、永国寺につくる社会科学系など県立大学と機能と相乗効果をもたらすと主張してきた。
次に中心市街地活性化との関係。「コンパクトシティの定義については一定のものが存在しない」とし、また、「コンパクトシティによる中心市街地活性化が自動的に中心商店街活性化に結びつくものではないことを指摘」している論もあり「過大な期待をかけることは議論の行く末を誤らせることになりかねない」と指摘している。
さらに、図書館は高い集客力をもつようになるものの「商店街の購買行動を起こすかについては明確に見通しが示されてない」「高知市の…議論が未だ熟してないことを示している」と断じている。
そして県立図書館が永国寺キャンパスにつくられても、面全体の魅力をたかめることは十分可能とし、これらを成功させるのは施設配置の問題よりも「業務、居住、教育、文化、芸術、商業などの各要素を有機的にむすびつける『知』の力である」としている。最後に、時代がもとめる住民力のアップにつながる環境整備の必要性を説いている。
・・・これは私たちが、永国寺キャンパスを、高知の文化、歴史とむすび、住民力アップ、地域興しの拠点する点で、大学の機能と県立図書館の機能はシンクロすると提案してきた内容と一致するものだ。
そして追手前小跡に、県の図書館とか、高知大のサテライト教室とか、産学共同センターとかをもってくるという構想が、これまでの産学官の共同の蓄積も弱く、実現性のないものとの指摘を裏付ける報告となっている。
ここまで明確に出されながら、まったく情報発信されてないどころか、今議会でも、市長は公明議員の質問に対し、‘’検討委員会は4つのパターンを示した。色々選択肢はある”と、検討委員会の報告をまともに伝えてない。
先日、この報告を知らずに、大学改革のながれから、図書館は永国寺だろう、と言ったが、やはりリーズナブルなところに落ち着いたという印象だ。
だったら小学校跡地をどうするのか・・・図書館の新築移転先、大丸に残ってもらうための改築先の確保、残りはマンション用地として売る・・よくてそのくらいだろう。悪ければ広場ができるだけだ。
それにしてもこんな大事な報告がなされてることが公開されてない。尾崎県政になって、庁議の概要など知事の発言、考えが発信されなくなった。「闇融資問題」の再検証がなされているが、その前に、情報発信が後退していることをきちんと検証すべきであろう。
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