自由圧殺する高知大学
学長選の票操作問題で裁判ざたになってる高知大学。こんどは、学生の自主的運動を、「特定の政治団体と結びついてる」と断定し、室の使用とかを禁止してきた。
16日、学生らが、「その根拠は?いつ、どの会議で決まったか」と聞いたが、対応した職員は、「言えない」と明らかにしなかった。国民主権に関わる問題だし、自由民権の伝統の地の大学として恥ずかしい対応だ。
特定の政治団体というが、国民主権の行使は、無所属もあるが、志を同じにするものが「政党」をつくり、国政に参加するというルートをつくっている。高知大学の対応は、国民主権を否定するものだ。いろんな立場の人が、意見交流、運動もしながら、主権者として力をつくるというのは、高等教育の中でも重視すべきことで、京都大学など、独立行政法人化にともない、よりオープンになっている。そういう大学も多く、「社会に開く」という大学改革の流れに逆行するものだ。
朝倉キャンパスは、戦前、第44連隊があり、そこに命をかけて反戦ビラが配られたという地でもある。
高知新聞の発刊停止に対する抗議運動をはじめ、自由と民主主義のために闘ってきたのが土佐の文化。理由、根拠もしめざす、学生の自主的運動を弾圧し、選挙の公正さも疑問視される高知大学。そんな大学は、高知県民は受け入れないだろう。
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