危機意識不足は誰か 高知市
岡崎市長は、16日の市長説明で、
「厳しい財政状況に対する職員の危機意識を高めて行くことが大切」と述べているが、財政危機の原因は、市長と議会の与党会派が進めてきた「ハコモノ」建設にあるのだから、「職員に危機意識」を求めるのはおかどちがいだろう。
原因のハコモノ建設や同和行政は温存・・・ 危機意識を高めないといけないのば誰か。
だいたい、市長は説明で、この5年が財政運営上、最も厳しいときとしてその理由を
・2010年には、借金の元利償還が、今より20億円程度増える。
・鏡、土佐山との合併での交付金割増措置4億円がなくなる。
・実質公債費比率のピークが2012~14。
と述べている。
先日も書いたが、執行部は、昨年12月議会で、財政の健全化の見通しとして、四国の他の県庁所在地と比較して、確かに経常収支比率はもっとも高いが、公債費をのぞくと「本市の数値がもっとも低い状況となっている」と下記の数字を示して、私たちの財政危機の原因は、野放図なハコモノ行政ということを結果して、認めている。
(H18年度)経常収支比率 公債費のぞく
高知市 95.3% 64.5%
松山市 85.3% 67.7%
高松市 87.2% 65.8%
徳島市 91.8% 73.6%
つまり、今後もハコモノのツケが、財政危機の主因だということだ。
しかし、その対策は、「事務事業の見直し」「アウトソーシングの推進」など「着実な取組みを進めたい」と述べている。
他市とくらべても効率的な運営をしている高知市であり、それを人員削減や公的サービスの切り捨てで、乗り切ろうとするのは、まったくスジ違いである。
一方、原因のハコモノについては、これまでも「新市まちづくり計画」を「約束」だからと見直さない旨を述べているが、今議会では、総合あんしんセンター、江の口コミュニティプラザは、いずれも改定建築基準法に対応するためと増額の補正が専決処分されている。
財政危機の原因は明確だ。市政本来の役割を守るため、責任を転嫁するようなやり方ではなく、市長と議会の与党会派こそ「危機意識を高める」ことが必要だ。
また、鏡、土佐山との合併での交付金割増措置は、合併後5年間サービス・負担などを5年間かけ調整する。また、システム統一の費用など合併推進のために出されているもので、丸々、なんでも使えてきたのではない。
「地方自治」カテゴリの記事
- 公契約条例 議会多数派が提案 尼崎市(2008.11.27)
- 郵政民営化に転機 首相が見直し言及 (2008.11.20)
- 議員団会議(2008.11.18)
- 高知・市町村別 子どもの無保険数(2008.11.11)
- 財政「健全化」法 狂想曲① 基本編(2008.11.11)
「行政改革」カテゴリの記事
- 財政「健全化」法 狂想曲③ 公社・三セク(2008.11.13)
- 財政「健全化」法 狂想曲② 公営事業(2008.11.12)
- 財政「健全化」法 狂想曲① 基本編(2008.11.11)
- 国保無保険と子ども、小さな自治体、財政健全化法(2008.11.04)
- 高知市「予算編成方針・概要」を読んで(2008.10.20)
「高知市政」カテゴリの記事
- ついに資金ショート 高知医療PFI(2008.12.01)
- 数字でみる「ほおばりすぎ」の実態 高知市財政(2008.11.30)
- 高知市は無視? 下水計画の転換迫る2つの政府文書 (2008.11.29)
- 下水道料金値上げ 前回改定との整合性(2008.11.20)
- 「その場しのぎ」の総括を 高知市財政問題懇話会 (2008.11.17)
TrackBack
TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/93067/41577672
Listed below are links to weblogs that reference 危機意識不足は誰か 高知市:


Comments