高齢者医療 広域連合議員「勉強」会
23日、高知県後期高齢者医療広域連合議会の議員協議会がある。議長が「勉強のために」と呼びかけたものだそうだ。友人の委員のところに来た資料について話を交わした。「保険料を決めた11月の議会で出された資料とほとんど同じ」とのことで、制度の基本的なことしか書いてない。今や、廃止の声が3割を越え、見直しの声が5割と圧倒的な国民が制度の不備を指摘しているときに、「そもそも論」の勉強とは・・・
友人は「おそらく事務局がするであろう制度解説は不要。『こんなことも知らずに保険料を決めたのか』『今、議論すべきは具体的な問題点の検証だ』と、冒頭に発言したい」と言っていた。まさにその通り。
この議員協議会・・・おそらく非公開でやるのではないだろうか。オープンで実施したらどうか。
11月の議会の資料に追加されたものは「担当医制度」と「終末期相談支援料」が少しついていいる。
しかし、終末期相談支援料は、与党内でも廃止も含めて声が出ている時に・・・ KYな話だ。
ちなみに、厚労省が参考としてしめした「延命治療」の問診表の参考例(本人用。家族用も同様の書式である)は以下のとおり。命の二者択一ではないか。
◆終末期医療における希望事項(リビング・ウイル)
私は、下記の医療行為について、受けるか否かについて以下のように希望します。なお、この希望はいつでも撤回し、または変更することができます。撤回、変更は、同様の書面、あるいは時間的な猶予がない場合には口頭で行います。
① 輸液 (1)希望する (2)希望しない
② 中心静脈栄養 (1)希望する (2)希望しない
③ 経管栄養(胃瘻を含む) (1)希望する (2)希望しない
④ 昇圧剤の投与 (1)希望する (2)希望しない
⑤ 人工呼吸器 (1)希望する (2)希望しない
⑥ 蘇生術 (1)希望する (2)希望しない
⑦ その他(具体的に: )
書式は必ずしもこの形である必要はない。
年 月 日
氏名
医師氏名
看護師氏名
「(社)全日本病院協会 終末期医療の指針 平成19年11月17日 終末期医療 書式集」より
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