イラク派兵 勝利の違憲判決報告会
26日(土)午前9時半から自衛隊イラク派兵差止訴訟「勝利の違憲判決」の報告会・原告の会が、平和資料館 草の家である。高知からも11名だったかが原告に参加し、名古屋高等裁判所第一法廷で、歴史的な憲法違反の判決を聞いている。
この判決に「傍論」とか「ヒマができたら読む」とか、「軽く」扱おうとしている政治家の姿勢に対し、憲法塾で著名な伊藤真弁護士(高知にも講演にきてもらったし、高知新聞が憲法解説の連載を載せた)が、「画期的な判決」の意義をマガジン9に載せている。私ら素人にもよく判る。
その中で、「後の裁判所への拘束力の問題と、三権のうちの司法権が下した判断を立法府や行政府がどこまで尊重するべきなのかはまったく別の問題です。これは法の支配と三権分立の原則の下で、裁判所の判断にどこまで権威性を認めるべきかの問題です。」「憲法が下級裁判所にも違憲審査権を与えている以上、その判断に敬意を払うのが、法の支配および三権分立の観点から正しいあり方だと考えます。」と指摘している。
22日の参院外交防衛委員会で、大学で共に活動した井上哲士参院議員が「憲法判断をした判決も読みもせずに批判するとは、憲法尊重擁護義務が課せられた閣僚として立場が問われる」と批判したが、外相は「判決を導くのに関係ない傍論だ」と繰り返したと のこと。
「三権分立」の基本をないがしろにする。ここまで自民党政治が劣化している・・・
こうした判決の一方で、自民、民主、公明、国民新党の議員が一緒になって、自衛隊の海外派兵の恒久法づくりの会を再開している。その中心が、高知二区がから出ている中谷元代議士だから、県民の責任も重い。
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今回の判決に喜んでおられるようですが、ちょっと待ってください。
判決は「違憲確認や差止め請求はいずれも不適法」で棄却されているんですよ。
つまり、違憲であろうがなかろうが、その確認や差し止めは不適法という判例になってしまいます。
これで、本当に良いのですが?
法的拘束力のある「裁判所命令」が出るところまで訴訟を続けるべきではないのですか?
Posted by: えまのん | April 28, 2008 11:45 AM
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北京五輪聖火 長野終了後のレセプションに志位委員長も出席しお祝い?
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http://www.asahi.com/national/update/0426/TKY200804260310.html?ref=rss
聖火リレーの歓迎レセプションが26日夜、東京都港区の中国大使館であった。福田貴代子・首相夫人や公明党の太田代表、共産党の志位委員長、インドの大使らが出席。崔天凱(ツォイ・ティエンカイ)駐日中国大使は「聖火リレーが成功裏に開催された。この追い風に乗って、胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席の公式訪問を、さらに五輪を成功させましょう」と話した。
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やっぱり日本共産党は中国・中国共産党とお友達なんですね。常日頃言っていることは、きれい事の人権・平和なんですね。
Posted by: TADA | April 30, 2008 03:07 PM