電話交換、パスポート申請 偽装請負か?
高知県がアウトソーシングとして委託している電話交換、パスポート発行の業務。話を聞いて「偽装請負」ではないかと思う。
電話交換ぐらいと思うかもしれないが、県民からの電話は「○○課をお願いします」というものは少ない。「こういう要件ですけれど」というものが多い。毎年、機構改革で組織がいじられているし、どの課がなにを担当しているか知らないと対応できない。熟練がいる。それで正職員が付いて指導しているらしい。これは、明らかに偽装請負だろう。
また、パスポート申請の記入が極めて厳密さ要求されているため、ここでも正職員が援助しているという話を聞いた…「偽装請負」だろう。だいたい高度に個人情報が詰まったパスポートの申請の業務を、請負に出すというのは個人情報保護の観点でも大問題で、是正が必要。
こうしたアウトソーシングの委託費用のほとんどが人件費だ。コスト削減とは、低賃金の労働者をつくりだすこと。県では委託業務の最低制限価格を設けた。高知市は「公契約条例が必要」と執行部が答弁している。
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