総合あんしんセンターとかるぽーと
市の外部監査が、かるぽーとについて「十分な費用対効果感じられない」とした報告書を提出した。同施設には、195億円の建設費、4億円の維持費がかっている。文化施設である点については単純評価はさけなければならないが、施設面ではきびしい指摘がつづいている。公民館機能の追加等で整備費が当初計画の1.6倍に膨れ上がったことについて、施設内用の検討や事業費の見積もりが不十分だったと指摘した点、また、長期的な影響を検討した資料が残っておらず、仮に検討もせずに巨額の投資を行ったとしたら問題だとして点。
わたしたちは、文化ホールの建設は是としながらも「現在の中央公民館をつかえばよい。コストは抑えられる」と主張したが、その通りの指摘がされた。「使いにくい」という不評のデザインについても「機能性を考慮すれば確実にコストを抑えることができた」としている。
特に、注目すべきは「報告」は44億円の「総合あんしんセンター」について、建設工事の落札まで進展しているが、長期投資による財政影響を総合的に鑑みて意思決定するよう結んでいることだ。
私たちは保健所は県を間借りをつづける。消防は現場の整備を優先すべきと、規模と時期を含め見直すべきだと言っているが、外部監査は、その指摘を裏付ける格好となった。
地元紙に「最後の大型事業」という市関係者の声が載っていたが、中心市街地活性化法の認定をめざすと言う中で、複合施設建設など、どうもそうとも言えない状況がある。
財政危機をいわれ、「職員削減」「市民サービス切捨て」が言われるが、今日の財政危機をつくったハコモノ建設、同和事業を本格的に見直すべきである。
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