高知医療センター 材料比率は本当はもっと高い
高知医療センターの材料費を医療収益の23.4%以内に抑えて30年間で300億円経費削減の効果を生み出す。オリックスグループのこの提案が守られず、病院経営が厳しい状況となっていることは、以前にも伝えた。
ところが、病院事業会計の予算、決算で出されている「材料費」の「対医療収益比」は、当初の提案内容から見れば、ごまかしがある。
もともとは、入院と外来の医療収益に対する比率で、差額ベットなどの「その他医業収益」を含んでの数字ではない。
07年度決算見積もりでは、
医業収益 128億1511万円 ①
うち、入院・外来収益 122億5271万円 ②
その他医業収益 5億6240万円
材料費 35億4095万円 ③
よって、
③÷①は、27.6%
③÷② 28.9%
5.5% 6億7390万円が契約内容からオーバーしている。これは現在示されている数字よりも、率で1.2%、金額で1億3567万円多い。契約違反と言える実態はより深刻なのだ。
それにもかかわらず、医療センターは、PFI株式会社にはらっているマネジメント料、SPC職員給与相当分の計5億円を払うことになっている。PFI株式会社は、少なくとも、この5億円の受け取りは返上すべきである。
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