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違法を謝罪しない財界の魂

 「偽」が07年を現すことばとなり、今年に入っても輸入食品の安全性が正面から問われ、連日のように会社幹部が謝罪している。サラリーマン川柳に、いまや幹部は「謝罪力」が問われているとうものがあった。しかし、違法を繰り返しながら、まったく謝罪してないテーマがある。人間をモノ扱いにする派遣労働など働くルールの問題だ。
 サービス残業、偽装請負・派遣法違反・・ 若者の未来を奪う極悪非道なことをしながら、経団連会長のキャノンの御手洗某をふくめ。いっさい謝罪会見をみたことない。賞味期限や再生紙の問題など、大問題になるのに、なせ働くルールの違反が大問題にならないのか、マスコミはとりあげないのか、と思う(たぶん、広告主への気兼ねと自らもそういう問題を抱えているからだろう) 
 しかし、立場を越えて、非正規雇用の拡大に警告が相次いでいる。

 07年11月、ILO本部雇用総局が公表した日本の非正規雇用の拡大についてのリポート・・「現状見られる低賃金・低保障の非正規雇用拡大は短期的に日本に競争優位をもたらすが、明らかに長期的に持続可能ではない。国内消費の低迷は国内総生産の伸びを抑制する上に、非正規雇用では経済成長の源泉となる人的資本の形成がなされにくい」と警告。
 今年の新春、志位和夫氏の対談で、経済同友会終身幹事の品川正治氏は「(企業の思うままに一番安く使いたいという非正規雇用の蔓延に)未来を完全に奪ってしまうような経済、社会というのは、もう持続不可能なやり方なのです。しかしそれによって企業は成長しているのだという論理にとらわれてしまっている。自民党、公明党だけでなくて民主党もそれに関しては同じでしょうね」
 財界はどういっているか。日本経団連の「経営労働政策委員会報告」。04年版は「従来ほとんど起こらなかった工場での大規模な事故が頻発している。……一連の事故は、高度な技能や知的熟練をもつ現場の人材の減少、過度の成果志向による従業員への圧力が原因ではないか、との指摘もある」。06年版は「職場内のメンタルヘルス問題は、従業員本人のみならず、職場の作業能率・モラールの低下を招き、経営上の重要な問題となる可能性がある」「よい人間関係が存在しない荒涼たる職場に、高い生産性は望めないし、問題解決能力を期待することはむずかしい」と述べている。
 要するに、どの立場からみても、日本の雇用状況は異常だし、未来はないということだ。
 えらそうに「官から民」とか「自己責任」とか言っているが、自らは、まったく社会的責任を果たしてない。目先の金のために、若者の未来も、地球の未来も一顧だにしない輩だとうことだ。
 マルクスは、資本主義の合い言葉は「我が亡き後に洪水はきたれ」だと闊歩した。それは、150年たっても少しも変わってない。
 ―― 昨日まで、三日間、滋賀県に出張し、勉強してきました。滋賀でも珍しい大雪に遭遇しました。

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