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20年前の計画  道路建設

現在の「道路中期計画」は、20年前の1987年に決定された四全総に基づいている。冬柴国土交通大臣は記者会見で、現在の道路計画について、四全総の計画のうち「65%強しかできてない」「10年内になんとしてもやりたい」と語った。20年前!バブル期の計画。この時に、着手されたリゾート法による各地の観光開発、臨海副都心、大阪湾ベイエリア開発などが見るも無惨に破綻したことをみれば、道路計画だけ見直さないというのはどうか。そもそも四全総では、人口が右肩あがりを前提としている。
 

 2400年に至っても増加するという現実ばなれしたものとなっている。政府は、社会保障の分野では「急速な少子化」を国民負担増の「理由」に持ち出しながら、道路計画だけは見直さないというのは合理性がない。
 高速道路ではないが、高知市でも、新堀川を暗渠化し、4車線化する「はりまや一宮線」の建設が問題となっている。すでに現実は、計画による完成後の交通量を下回っている。徹底して見直すという事自体は否定されるべきではないだろう。道路特定財源の暫定税率延長が成立しないと、地方の20年度予算に穴があく・・・という問題とは別の次元の問題である。20年度予算の財源を確保するということと、道路中期計画を是とすることは一緒ではないはずである。
 ところで、政府は、道路計画推進の理由に「国際競争力」をあげるが、競争による「学校知」偏重の教育、先進国最低の教育費、ものづくりの技術を崩壊させる非正規雇用の拡大、成果主義賃金体系など、最も肝心な人を育てることを放置、劣化させておいて、道路だけバブル期の20年前の計画に固執・・・それはないたろう、と思う。

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