橋本知事退任・・・道理が通った県政
今日、橋本知事が県庁をさりました。お疲れさまでした。また、新しい出発の日でもあります。
この間、私たちは、議会で正面から議論をしてきました。とにかく、利権しがらみを排し、誰が言っているかでなく、何を言っているかで判断する知事のもとおおいに議論のしがいがありました。
結果として、農業の問題、森林の公的機能の位置づけ、非核港湾の話、福祉の雇用効果、こども条例、30人学級、同和行政の終結などなど多くの点で一致点がうまれ県政改革がすすみました。「議論になるのは共産党」との評価も頂きました。それ故、利権しがらみ勢力のいやがらせも執拗でした。個人的にも、04年知事選で作成し、中谷元氏をして「このビラに負けた」と言わせた想い出や、よこはま水産問題での百条委の対応など印象深い。
道理を通す橋本知事に対して、各党がどう言っていたか・・・ 04年の知事選では
中谷元・衆議院議員 「橋本知事が当選したら喜ぶのは共産党だけ」
森田英二・自民党高知県議 「共産党主導の混乱を極めた高知県の流れが変わる」
藤沢朋洋・民主党高知県連副代表 「共産党を除く我々みんなが望む政治でなければ大変」
浜四津敏子・公明党代表代行 「橋本県政は共産党県政でございます」
と述べている。
ところが、今回、自民、公明、民主、社民など橋本県政攻撃に終始した勢力が推した尾崎氏は、当選後に談話で、「地方分権時代の先駆けが橋本知事。国に隷属するのではなく、しっかり言うべき事は言うという。それをしっかり受け継ぎたい。県庁改革も受け継いでいく。橋本知事は県民から積極的に話を聞いた。これは今後4年間も継続していく」と語っている。また別のところでは、経済の疲弊について「誰が運営しても難しかっただろう。」とのべ、方向性として一次産業、環境、体験型観光などを言い、「強いものを伸ばしていく。いろいろな取り組みがある。それらがより発展するために県として応援する」というこれまでの県政の方向と同じような話をしている。
この発言は、県政のあり方、県政の浮揚に奇策はなく、この間、県民がつくりあげてきた路線が大道であることを示したものだと思うし、「共産県政」のレッテルはりの道理のなさを示したものと思う。
橋本県政の16年。県政の前進のために、私たちも大いに勉強させてもらった。
12月議会も、そして心ある保守、無党派の方々との共同を大事にがんばりたいと思う。
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