心あれば出来ること 高知市
財政危機だから何もできないか、と言えばそうではない。
ハコ物建設や同和への固執など流れを変えなくてはならないが、心構えで大きな仕事が出来る、と思っている。
サラ金業界の資料によれば多重債務者は200万人以上いるとのことだ。高知市にあてはめたら5~6千人いることになる。そのうち相談に来る人は2割ほどで、後は、グレーゾーン金利分(従来の法律では、本人の同意があれば認められるという高金利のゾーン)の払わなくてもいいものまで払っている人が多く、その多くが国保料や公営住宅費、保育料などの滞納をしている層とかさなっている。そこで行政の対応がとわれている。
この間も、仲間の市議が、市営住宅の家賃の滞納で相談にのったら、案の定、サラ金。きちんと対応したら払いすぎの300万円が返ってきた。滞納というシグナルを捉えて、多重債務の解消という意識で、関係機関とも連携して対応すれば、数千人の人生を救えることができるかもしれない。これは、予算措置がなくてもできることだ。市のトップに心があればできることだ。私たちはそういう市民の心を心とする市政を目指したい。
この間の反貧困のとりくみで、生活保護を憲法25条にふさわしいものにするたたかい、サラ金・多情債務解決のたたかい、青年の不安定雇用改善のたたかいがシンクロしてきている。生活実態がシンクロしているからだが・・・。その中で、特に画期的だったのが、アメリカの金融資本やサラ金業者(それに融資する銀行も含め)の圧力を跳ね返して、グレーゾーン金利の撤廃に規制を強化したことだ。たたかえば前進できる。そのことを声を大にして言いたい。
« 高知市行革委は御用機関か! | Main | 抵抗感あり! 「国と地方」という表現 »
「高知市政」カテゴリの記事
- 鏡石灰開発 1企業のための県道整備に130億円?(2020.12.20)
- 2020年11月 地方議員学習交流会(メモ)(2020.11.16)
- コロナ禍 高知県内自治体の支援策 (スケッチ)(2020.05.26)
- 新型コロナ対策緊急要望(第二弾)高知市議団(2020.04.21)
- 新形コロナ対策 高知市 休校中も「居場所」「給食」提供(2020.04.07)
Comments