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平和貢献・・・九条の力

 新テロ特措法をめぐって、「大連立」の話で揺れた政局・・・
 いま、アフガニスタンで和平へのプロセスが展開されている。タリバンといわれる人が千のオーダーで、行政機構に参加している。今朝の民放で、アフガニスタン武装解除政府特別代表を務めた伊勢崎賢治氏がコメンテ-タ-として発言していた。国の土台、統治機構をつくるためには、警察、裁判所という権力機構の設置が必要・・・その時、どちらか片方の勢力に組みしてないという中立性があってこそ役割を果たせる。それは日本にしかできない。給油活動で支援していることが知られてないのは「美しい誤解」であり、支援してることが分かれば、そういうオンリーワンの立場をうしなう、と。国際紛争の現場で、奮闘してきた氏の意見である。そして、統治機構をつくるという国家の土台づくりで、他の国では不可能な日本は多大な仕事をしており、「米国にとやかく言われるすじあいはない」と断言した。

また、マスコミにもたびだび紹介されたペシャワール会の中村医師は、最近は重機で井戸掘りしかしてない、と言っていたが、日本の中立性があるからこそ、現地の人に信頼される、ということと、「テロ戦争支援すれば、民間人が犠牲になる。日本ではどう国際貢献するか、という議論をしているが、支援しないことは人が死なないこと。何もしないことに積極的な意味がある」と語っています。
 小沢氏は、国連の決議があれば・・というが、アフガニスタンも、今のイラクの治安活動も国連決議がある。また過去にはアンゴラ紛争で国連が踏み込み過ぎたこともある。
 九条の意義、平和的生存権の主張は、極めて有効で積極的な意味をもっている。何かといえば、軍事強化いう輩がいるが、先日、ロシア革命の記念後だった。革命時の方針と、レーニン死語のスターリン政権は天地と地の開きがあるが、今日の本題ではないので、一点。うまれたばかりのソ連に対し列強国が干渉(日本はシベリア出兵で最後まで関与)をうけながら、なせ国が保てたか。国内では、普通選挙権、八時間労働制、社会保障制度(社会保障の言葉は、ロシア革命に由来する。ILOもロシア革命に触発され出来た)と言う政策、外交では、過去の秘密協定を全部オープンにして、各国の独立を認めた(このときアフガニスタン、バルト三国も独立)。他の国にしたら、それまでの植民地支配を目指す国から。敵対的でない国がうまれた。この「間接的な諸国民の共感」が、革命ロシアへの先進各国の干渉を押さえる力となった。それぞれの国、民族の共感を得る・・・力では不可能な役割が外交の力にはある。
 九条を堅持し、平和的生存権の立場で外交力を発揮する。そこに歴史を踏まえた、かけがえのない役割があると確信する。それに日本には侵略戦争に反対した国民がいた歴史を持っている意味も大きい。九条の会の呼びかけ人で評論家の加藤周一氏が、宮本顕治さんの死に寄せて、「赤旗」に寄せた追悼の文章のなかで、宮本さんが反戦・平和を貫いたことは、「日本人の名誉を救った」と書かれた。今朝の赤旗に、瀬戸内寂聴さんが、「若い人へ信念貫いて」と題し、湾岸戦争や報復戦争に反対した私の断食の話をして「世の中の流れがどうあろうと、自分はこう思うという信念を貫きなさい」と言い、そのとき主張はとおらなくても歴史に残すべきだ。「だからあの戦争に共産党が反対したことは必要なことだった」と語っています。
 九条の威力は大きい・・・「アメリカに給油すれば国際貢献」とかいうのは皮相な話。異なる価値観を武力でおさえこもうというアメリカでは、世界はまとめられない。

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