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高知市の行財政「改革」 ④400名の職員削減

 行財政「改革」プランについて、財政危機の真の原因、アウトソーシングの問題点、ハコ物建設と維持費などについて見てきましたが、今回は「5年間で400人の職員削減」について考察します。
 すでに人口145人に一人の職員の松山市と、110人に一人の高知市で、経常収支比率占める人件費割合は同水準であること。また、職員減を補完する非常勤の賃金、外部への委託料がその6割を占める物件費では、高知は松山より低いことも示しました。にもかかわらず「中核市の平均」(執行部はこの言葉が好きです。市民サービスの向上を要望した時も、この言葉で回答します。市の個性はどこにいったのでしょうか。)の130人の一人をめざす出口を設定し、「どの市民サービスが切れるか」という発想で「行革」にあたろうとしています。これは、財政危機をつくったハコ物行政は見直さず、市民サービスの犠牲で乗り切ろうというる本末転倒です。
 400人の削減といいますが、

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高知市の行財政「改革」 ③ハコ物の維持費

 今議会の質問戦で、市長は200億円の新市まちづくり計画を見直さないことを表明した。財政危機の原因が身の丈にあわないハコ物建設にあるにもかかわらずだ。市長は「法定」の合併協議会で合意した内容と「法定」を強調して、さも法的根拠があるかのような発言をしているが、法定というのは協議会の性格にかかわるもので、その内容の是非は、議会の承認にかかっている。議会がその後変更を認めれば変更できるのは当然だ。言葉のごまかしである。
 200億円の新まちづくり計画は、03年~04年1月にかけてほぼきまっている。この直後、三位一体の改革で04年度だけで2.9兆円の交付税削減が地方自治体をおそった。

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高知市の行財政「改革」 ②偽装請負

 180億円からの新市まちづくり計画や年間10億円の同和事業はそのままに、アウトソーシングを経費削減の切り札にしようとしているが、問題は多岐にわたる。 偽装請負について後半で説明しますが・・・6点
①格差と貧困が問題になっているきに、市役所が、労働の劣化など「格差」を推進立場にたつという問題。厚労大臣も「民間であれ公的な団体であれ、不安定雇用を促進することは労働行政の上ではまったく望ましくないことだ」との答弁している。
②質の確保  低賃金で職員の入れ替わりが激しい。学校給食での0157対策やアレルギー食対応などの「マニュアルになっているから大丈夫」と言えるか。
③民間に委託しても委託料が発生する。また、質を確保するためには公の管理体制を強化する必要があるふじみの市のプール死亡事故。委託業者が下請けに丸投げ、最後は大半が高校生のアルバイトというなかで起こった。しかし、責任を問われたのは行政。

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医療センターと民間の責任

 前院長が逮捕されたことで全国ニュースとなっている。私の問題意識は2つ。1つは、不採算部門も含め公的医療全体を判断する力は民間にないとうこと。これは色々関係者に聞いて実感する。そして、医療センターは高度医療、2日に1回、ドクターをつんでヘリが飛び、県下の医師不足を支えている。政策的には成功と思ってる。2つめは、民間の力と関係するが、オリックスが選ばれたのは価格の安さ。バリューフォーマネーという。

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高知市の行財政「改革」 ①原因

 三年間で190億円の収支不足、実質公債費比率20%・・・財政危機は明白だが、原因をはっきりしないと解決の正しい道は出てこない。市長は、200億円の合併特例債をつかった建設事業はそのままに、400人の職員削減や44分野のアウトソーシングを言うが、それは治療方針として正しいだろうか。
 27日付けの地元紙に行革先進地として松山市が紹介された。予算の中の義務的経費を示す指標である経常収支比率は81.6%。高知市は92.9%・・・しかし、きちんと見てみると、

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「夕張」狂想曲

 高知市が危機的な財政状況で、行財政「改革」とかを打ち出した。5年間で400人の職員減、44分野のアウトソーシング・・・ その底の浅さは、何回かにわたって論評したい。そのまえに行財政「改革」の話の中に、「第二の夕張になるな」が「殺し文句」のように使われていることに、違和感というか、腹ただしさを感じている。多くの話は、国策に翻弄され、利用された夕張の姿を無視しているからである。ちょうど9月の始め、夕張で住民本位の財政再建に取り組む高校の先生の話をじっくり聞く機会があり、その感をあらためて強くした。4つ問題点を感じている・・・
 

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