お疲れさまでした
宮本顕治さんがなくなりました。ソ連や中国に追随せず、日本の社会の変革には、日本のやり方があるとして、大企業中心、アメリカ追随の社会のゆがみをただす「民主的変革」や自主独立の路線を確立したことなど、当時の、共産主義運動の「常識」をうち破って、今日の党を築いた人であり、ちょっとスケールが違うなと認識を私は持っている。何より私が感心しているのは、この人は「個人崇拝」「英雄崇拝」の文化とたたかい、その影を残さなかった。
「○○氏の言葉、教え」みたいなものは一切ない。活動家の健康管理のルールも色々作った。道理と人を大切にするというのが私の印象です。九条の会の呼びかけ人でもあり、日本文化論など含め宮本氏と対談もしてきた日本の代表的知性の1人である加藤周一氏がどう発言するかもちょっと興味あります。98歳。大往生でしょう。戦前の12年の獄中の闘争をはじめ、お疲れ様でした。
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