東洋町と一枚のビラ
「美は乱調にあり 諧調は偽りなり」というブログがあることを、つい先日知りました。「東洋町の自然を愛する会(女性部)激動の軌跡『高レベル放射性廃棄物処分場誘致』に揺れた東洋町の熱い女性のパワー」とのタイトルで激動のたたかいが報告されている。その中で一枚のビラのことが書かれていました。
「15日の朝に素晴らしいビラが入りました。反対派が私たち女性の会だけのビラに対して、理路整然としたすごいビラが!『高知民報』というものです。嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。チラシを書くときも何度も何度も書き直し、悩み、皆さんに見せて書き直し、主な方々の目を通して、印刷します。浅い知識で、皆さんにどのように伝えようとか必死でやっていました。心細かったけど、私たちは頑張っていました。そこへピシッとしたビラが東洋町に全戸配布されたのです。 説得力のある今までに見たことのない良いビラと思いました。」との記述があります。
これは国会議員の吉井さんが現地で報告した内容で、焦点になっていると聞いた部分を取り出して、小見出しをつけて、まとめたものですが、現地のたたかいの力になったことを、当事者の言葉で聞き、あらためて嬉しく感じました。ビラはもう古いという意見もありますが、また、字が多い、理屈っぽいとかいろいろ言われますが、住民に関心にマッチすれば、そんなことはないと思っています(それが難しいのですが)。04年の知事選のビラでも、そう感じました。ブログのこの記事の最後に「この政党の支援は私たちに勇気を下さいました。国会で東洋町のために発言して下さった唯一の政党であったからです」の言葉に、十分でなかったかも知れない応援を評価してくださったことに、要求で一致して連帯する、という素敵な心を持った人達の運動だったからこそ勝利できたんだな、と確信しました。
いま、選挙中ですが、私たちの仲間の新人・M氏は何度も東洋町に行き、こだわった人です。たたかいの中で、連帯と共感がひろがっていく。そのことを大事にしたいと改めて思いました。
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