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県立大改革 後出しじゃんけん

県立大池キャンパスの造成費を削減する日本共産党と緑心会の提案が、企画建設委員会で可決された。ところが、可決後、急に、県の担当部長は、「看護学部の増設とリンクしており、否決されると増設ができない」と後出しで言い出した。すでに22日の代表質問で「いまのままでも看護学部の増設はできる条件がありますし、土地の造成と切り離して考えることができるのではないでしょうか」と質問していたが、その時に説明もなし。委員会でも担当部長は参加しながら、採決がすむまで、そんなことは一言もいっていない。後出しじゃんけんのようだ。
 

説明責任がはたされてないのは当然。造成しなくても21年4月から一年は看護学部の増設に対応できることを県みも認めている。県の案は、永国寺のキャンパスをなくすことを前提にしたもので、わたしたちと意見が違うが、同キャンバスの活用も含め社会科学系の学部をどうするのか、財政健全化法との関係で100億円の投資はどうなのか、重要な議論がされるこの一年の意味は大きい。
 池キャンパスの設計にしても、すべてがリンクするようにし、最初の一部分を認めたら、最期まで認めざるをえないようなやり方をしているに映る。個人的には、介護福祉士などを養成する社会福祉学部が、あまりにもひどい労働条件のため、資格があっても働く人がいない、という今の制度の欠陥が明らかになっており、2,3年前とは大きく状況が変わってるように思う。大きな買い物だ! 情勢も刻々と変わる・・・見直しする勇気が必要。執行部の提案を議会が得てきた(日本共産党と緑心会は反対)経過がある。大学とも約束もあるだろう。行政のルールにしたがって勧められていることを、見直しとしたら、議会から異議を唱えるしかない。議会の役割が試されていると思う。

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