思惑がはずれた? 中活法
今日、市議会が開会。岡崎市長の提案説明は、最初から特認校での弁解に始まって、中心市街地の活性化で色々言ってましたが、何が言いたいのかよくわからないものでしたが、だんだん事態がのみこめてきました。
それは、昨年9月に閣議決定された「中心市街の活性化を図るための基本的な方針」で「思惑がはずれた」状況になったことです。それ以前の中心市街地活性化法(中活法)は、たんなる構想でも補助がもらえましたが、改訂版は、事業主体も明確にし、確実に実行できるものにするという極めてハードルの高いものにかわったからです。
対策室を立ち上げたものの・・・ 先行的に「基本計画」をつくると補助金をもらったものの・・・・「思惑が違った」ということでしょうか。活性化や都市機能の拡散を防ぐことは大事なことですが、現状は確実なものは何1つなく、「民間や他の公的団体など・・・いろいろ計画していることがあったら情報を寄せてください。みんなで何ができるか検討しましょうね」というのが到達点。だから10年20年先をみこした取り組みの1つのツールとして可能性があるのがどうかも含めて、検討をするスタートを切ったばかりの話。それが、「計画がすでにあり、追手前小学校の統合ありき」のように報道され、市長が肯定するようなコメントを寄せたから混乱が起こっている。
中活法に認定をうけるには、前回書いた総合的な計画とともに、周辺部の大規模な宅地造成(これは10月からの都市計画法の改定で禁止)はもちろん市街地調整区域を解除していくことも原則禁止となる。高知市のまちつぐり全体にかかわる内容になる。そういうように法が大きく変わったこと、その法の全体像も、課題も説明してないところに問題があると思う。「思惑がちがった」と正直にはなせば、ムダな混乱をしないですんだのに・・・ これも市長の器としての問題なのでしょうか。
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