不適切、不適当…?
島崎・自民党高知市議が、「謝罪」したと報道された。報道によれば「例えが不適当で多くの女性に不快感を与えたことをおわび申し上げます」とのこと。自民党県連は「発言が不適切」として厳重注意らしい。また、同市議のパーティーに出席していた岡崎高知市長は、問題発言時は退席していたと説明した上で、「女性の尊厳を傷つけるもので不適切な発言」とコメントしている。この報道に接して、この人らの人権感覚はどうなっているのか、怒りとともに、
あきれかえってしまうのが正直な感想。不適切、不適当・・・? 辞書で調べると、「適切」とは、「状況・目的などにぴったり当てはまること。その場や物事にふさわしいこと。また、そのさま。」ということで、類似語の「適当」とくらべ、「適切」は過不足なく、よくあてはまる場合に用いるとし、「適当」は「適切」より幅のあるふさわしさ、また、ほどよいことをいう。と解説している。つまり、その場には似合わない、ふさわしくというぐらいの意味しかない。「もうちょっとましな例えをしろよ!」程度の話であり、今日の人権の到達点から「断じてゆるされない」というニュアンスは感じられない。
部落差別の発言なら、どんなささいなことでも大騒ぎしている高知市が、まったく鈍感な反応であるのは、「人権」を声高に叫んで「同和」に固執することが、如何に人権意識を劣化させているかを証明している。
市議会で辞職勧告決議を裁決する時は、ぜひ傍聴に来て頂きたい。議決の時は数はカウントされるが、個々の態度は記録されない。目で見て確認するしかないから(これも変えるべきと思う)
蛇足ですが、島崎議員は、高知新聞に抗議したらしい。「さびきった」ではなく「さびた」だと。やれやれ・・・
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