教育再生は徹底した平等から
先日、フィンランドの教育改革の特集がテレビで放送されていた。雑誌「世界」の特集や他の書籍でも色々紹介されて、ブログでも前に触れたことがあるが、映像とともに、改革をすすめた大臣(当時29歳!)ことばといい、日本の教育基本法を手本にした改革の姿に、あらためて感銘、もうひとつの世界がある、という強い印象をうけた。
学力世界一の・・・改革の基本は「徹底した平等」、「1人のおちこぼれもつくらない」そして「現場にこそ力がある」と自主性と自由、裁量権を与え改革をすすめた見識は驚くに値する。今、日本でおこなってる「教育改革」とは180度違う方向。
特に、先の見えない時代に、新しい問題を自分で解決できる能力、自分の価値を認めることで他人の価値を認め、他人とつながる能力、コミュニケーション能力を高める・・・これは「管理と競走」からはででこない。 OECDのPISA報告の日本の「学力低下」が、ミスリードされて流されている。
この4月から、全国一斉学力テストが実施される(大手教育産業のもうけの対象となっている)。一方、07年度の地方財政計画では、教員数の減が示されている。
それにして、最近NHKは、ワーキングプアの特集、医者にかかれないと言う国保問題、餓死事件と生活保護など、いい番組をつくるようになった。こういう努力が信頼回復の最も大きな力と思う。
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