再生会議の愚かないじめ提言
ユネスコから二度も是正勧告された「過度に競争的な」システム、先進国で常識となってる少人数学級の不採用・・・いじめの温床というなら、すくくともここにメスをいれないといけない。提言は、問題をおこす子への懲戒も含む毅然とした対処という、見て見ぬふりをするのも加害者という、力でねじ伏せる愚かな対応の仕方である。現場を知れば、こんな意見はてでこない。いじめとからかいの境はどこにあるのか、無視はいじめの一種だがその境は、その傍観者とはどこまでか。問題を起こすことを他の子どもが無視した場合、だれが加害者か--まったく非現実的、非教育的として言いようがない。
自分が大事にされた、大事な存在であるという実感がないかぎり、他人への思いやりは育たないことは、発達心理学や教育学の専門家から数々指摘されている。それができる教育条件の整備こそ重要。
しかし、「傍観者も加害者だから指導する」としいうのは、ブッシュのテロの側に立つか、アメリカの側にたつか、という破綻した白黒二分法を思い出す。これでは教育は再生すまい。
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