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犬山市と土佐の教育改革

 全国学力テストを拒否した犬山市。その教育改革が注目されている。昨日は、その教育改革を支援してきた研究者の改革システム全体を調査した内容の報告を読んでいた。「教師の仕事は授業にある」を柱に、条件面では、少人数学級、自ら副読本をつくり、それを生かした教育課程をつくり、子どもの学び合いを重視する・・いろいろ特徴はあるのですが、特に興味をひいたのは、「改革」といった場合、教師、学校は、行政からは「改革の対象」となるが、実際の「改革」をすすめる主体者でもあるという二面性を対立させずに捉えていること。この二面性を強く意識している教師が、少し距離をおきながらも、是々非々の目で見て、実際の研修に熱心だったり、改革の力となっていること。では、その改革の主体者の意識はどこで広がるかと言えば、教師同士の励まし合い、教え合いなど同僚性が高いところほど、主体者としての意識が高まる傾向がてでいること。また、子どもの学び合いを重視しているところほど、学力格差が減少する傾向が見られたことも注目に値する。学力世界一のフィンランドの教育に通じるものを感じる。
 安倍内閣の教育再生は論外として、犬山市の授業の充実を軸にすえた総合的なとりくみは 開かれた学校づくりを軸にした土佐の教育改革の総括と今後にとっても学ぶべきものは多いと感じた。とりわけ教師集団を分断する成果主義賃金は百害あって一利なし。やめるべきである。

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Comments

youこと小野川です。ご無沙汰します。一応、編集部兼任で文教担当です(爆)。
 先日の、民主教育研究所の研究集会で、土佐の教育改革の10年の総括の興味深い報告を聞きました。土佐は土佐として、すごく興味深かったですよ。かなり分厚い報告を県教委はつくったそうですね。K先生が送ってくれるっていったけど、まだ手に入りません。先生をつつくしかないですかあ。
 今度、東京に来たときは飲みましょうね。サトシもよびましょう。楽しみにしてますよ。

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