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伊方と津野 核燃料サイクル事業

またまた3区内で核のゴミ捨て場を誘致する動き。平成17 年4月21 日に行った県選出の国会議員との意見交換会の報告が県の「庁議の概要」で発表されているが「高知県が困っているのであれば、普通のやり方では無理であり、核燃料廃棄物の処理施設、沖縄米軍基地の誘致、自衛隊のヘリコプター基地、刑務所といった、住民や県民から迷惑施設といわれるものでも持ってきて、地域を活性化しなければいけないという意見があった。」と紹介されている。三位一体改革で地方を疲弊させ、危険物を押し付けようという魂胆をあけすけに語ったものとして以前にも紹介した。

この核廃棄物処分場は、伊方原発らのプルサーマル計画と一体のものである。
施設の安全性もさることながら、再処理計画そのものが破綻している。高レベル放射能廃棄物とは、再処理で原発の使用済み燃料を溶解し、プルトニウムを取り出す際に発生する廃棄物をガラス固化体したものですが、そもそも取り出したプルトニウムを消費にめどがたってない。新型転換炉「ふげん」も高速増殖炉「もんじゅ」も挫折。唯一の道が、伊方原発などで進められようとしてるプルサーマル計画であるが、それでしゃにむに強行しようとしているが、これも行く先不明である。
高レベル放射能廃棄物処分場をつくるということは、それだけ、再処理をしてプルトニウムを取り出すことを宣言しているようなもので、核兵器の原料となるプルトニウムを巨大な量で蓄積することになる。軍事的緊張を招かないために余剰プルトニウムを持たないという国際公約の前にプルトニウム利用計画、再処理計画はすでに破綻している。プルサーマルも核廃棄物処分場もいらない。

◆講演会のお知らせ 「四万十川源流と高レベル放射性核廃棄物」
・9月16日(土)午後7時~
・里楽ホール(津野町姫野々・総合保健福祉センター内)
・講師 小出裕章氏(京都大学原子力実験所)
・主催は講演会実行委員会。0889-56-3286

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