新堀川の4車線化 「検討」と知事
26日、県議会で、先日の市議会の質問に続いて、新堀川とまちづくりで質問。知事は、はりまや町一宮線の工事について追手筋までの4車線化は進めるとしながらも、交通量調査は平成2年のもの、ワークショップも含め自然保護の努力をしてきたことにふれながら、一方、歴史、地元の資源を生かしたまちづくりという視点の必要性を言及。階段護岸については、「引き続きよりよい保存の方法を関係者と相談していきたい」とし、かるぽーとに至る工事については、最新の交通量調査の結果をまって「これらの調査や実際の車の流れだけでなく、水辺や堀割という歴史的な資産を生かしたまちづくりの視点から広く県民や高知市の意向を聞き、今後の方向性を検討してはどうかと考えている」と大幅に工事を変更する可能性を答弁しました。
ひとつ議論が前に進んだのは確かです。地域の資源に地道に光を当て続けた市民の粘り強い運動の力です。今後、市民のまちづくりに対する意識と運動がさらに問われることになります。
高架遊歩道の凍結、高知城掘跡保存の方針に続き、まちづくりに対する流れの変化が生まれはじめています。
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高知県議会を久しぶりに傍聴しました。今日の質問者は県民クラブの坂本茂雄議員。冒 [Read More]
知事は新堀小学校以北の『4車線化』というものいいはしなかったのでは、吉良メモにも無かったように思います。
ネットで収録したものもみてみますが、昨日今日と私も傍聴をしましたが言葉としてはなかったと記憶しています。
工事区分の違いの言葉はありました。
問題は段状階段の歴史的な価値と完全な保存が必要であることを徹底させることです。
県行政にとっても新堀川を真正面から受け止めれば、悩ましいことではなく『新堀方式』として全国に誇らしげに発信できると思います。
Posted by: 下司孝之 | September 27, 2006 08:50 PM