東大阪市に共産党員市長、返り咲く
2日、大阪市長選で、日本共産党員の前市長・長尾淳三さんが、自民、公明推薦の現職と新人で前自民府議を破り、4年ぶりに返り咲いたとのニュース。仕事柄、長尾さんに関して思い出すこと2つ。1つは、少数与党で自民党ら野党が議会で執拗な攻撃をかけてきたこと。その1つの職員組合攻撃があったが、賃金カットについて、職員組合は、交渉を経ず議会がいきなりカットを決めることは、憲法の定める労働基本権の侵害と批判しつつ、カットそのものについては、財政事情と、カット分が福祉に使われることを明確にさせ、受け入れたこと。2つめは、同和行政の集結に踏み出したこと。―― この2つは大阪市で、解放同盟の横暴とそれに屈服・癒着した市政運営、職員組合のあり方を見たとき、いかに先駆的で、勇気のあった決断だったと感じる。 大阪市では「解同」系民間病院へ320億円、使わぬ土地141カ所購入し不正使用を許していたなどの乱脈ぶり。百条委員会の設置に自民、公明、民主は反対した。
自民、公明による国の政治が、住民の生活を直撃するもと、清潔で、暮らし守る立場でがんはってきたことにあらためて光があたったのだと想像している。
これを書いていて、高知県政の流れとも、共通するものを感じた ―― 国の政治を批判し、知事にくらし、経済の舵取りの決意と対策をせまる自民党県議の無責任な姿、自民党県政時代に築いていた異常な同和行政のゆがみのもとでおこった水産会社の問題を、もっとも「解同」に忠実だった一人の元幹部の発言のみを「証拠」に、さも「疑惑」があるのかのように議会を混乱させる手法。01年、同和行政の終結にふみきった意義を理解しているのか疑う。
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